「狩人と犬、最後の旅」
本日の映画
movie-22 「狩人と犬、最後の旅」 THE LAST TRAPPER 2004年仏加独伊スイス
DIR:ニコラス・ヴァニエ
CAST:ノーマン・ウィンター、メイ・ルー
STORY:ロッキーで自給自足の生活を送る罠猟師のノーマンは、森林伐採で動物が減少し、今年限りで引退することを決意する。犬ぞりのリーダー犬を事故で失い、新しくシベリアン・ハスキーをもらい受けるが、レース用の犬だったため他の犬となじまない。ある日湖を渡っていたノーマンは氷の下に落ちてしまうが・・・
☆☆☆☆ロッキーでの生活は厳しい・・・
なんの予備知識もなく見始めたのだが、淡々をストーリーが進んでいくのでドキュメンタリーかな?と一瞬思ってしまった。が、これはフィクション。ただし、実在の狩人ノーマン・ウィンターが本人を演じているため、限りなくドキュメンタリーに近い感じがしたのだった。奥さん役も本人?と思ったが、こちらは女優さん。
この奥さんが辛抱強く、理解があっていい奥さんなのだ。もちろん、狩人のノーマンは、厳しい自然の中、狩りに出ていくわけで、相当にハードなのだけど、夫とともに家を建てることからはじまって、犬の訓練もやるし、夫へのサポートぶりがすばらしく、この奥さんがいなければとてもやっていけないなと思う(実際のノーマンは今は独身らしいが)。
このロッキーでの極めて厳しい生活ぶりももちろん見どころなのだけど、なんといっても美しい自然が素晴らしい。一面の銀世界、夜の静けさ、深々と降る雪、深い緑、静かに流れていく川etc.見ていて癒される景色の数々だ。監督は1年滞在して撮ったそうで、この風景をあますところなく伝えようとした意気込みが感じられる。
そして、犬がかわいい!特に新しく仲間に加わるシベリアン・ハスキーのアバッシュ。なんだか犬が飼いたくなってしまうなあ。
ノーマンは、森林伐採による動物の減少から罠猟師をやめることを決意した・・・ハズなのだが、ラストを見る限りどうなんでしょう。結局ロッキーの中に生きていくことにしたのではないか?余韻を残すラストである。
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