「ホワイト・ライズ」
本日の映画
movie-27 「ホワイト・ライズ」 WICKER PARK 2004年米
DIR:ポール・マクギガン
CAST:ジョシュ・ハートネット、ダイアン・クルーガー、ローズ・バーン、マシュー・リラード
STORY:マシューは結婚を控え充実した日々を送っていた。ある日、彼は2年前突然自分の前から姿を消した恋人リサの後ろ姿を目撃、出張をキャンセルして彼女を捜し始める。やがてアパートの一室にたどり着いた彼の前に姿を現したのは、同じリサという名の全く別の女性だった。
☆☆☆単純なミステリーかと思って見始めたのだったが・・・
見終わってみると、どちらかというとラブ・ストーリーの色合いの濃い映画だった。
見始めてしばらくは、時間が前後するのがよくわからなくて、ストーリーが今ひとつ理解できなかった。
もう一人のリサが登場してから、回転が早くなり、自分の頭の中でもどの時点での話なのかが
理解できて、ようやく映画に集中することができた。が、これはかなり映画が進んでからのこと。
突如消えた昔の恋人の謎を解き明かしていくサスペンスミステリーと勝手に思っていたのだが、さにあらず。「めぐり逢い」のような展開になっていき、客観的にはハッピーエンドとなるのだが、ちょっと後味が悪かった。
もう一人のリサのとった行動には共感はできないのだが、哀れで、単純なハッピーエンドと喜べないのだ。なんかとってつけたようなラストになってしまっている感じがして・・・共感はできないけれど、彼女に感情移入してしまっていたということだろう。
そういう意味では、もう一人のリサを演じたローズ・バーンが一番印象的である。「トロイ」でもそうだったが、何かを訴えかけるようなうるうる目で、憂いを含んだ表情が特徴的。同じ「トロイ」組のダイアン・クルーガーの印象が残念ながら薄くなってしまっていた。
すっきり見終えることができなかったのが残念。
オリジナルのフランス映画「アパートメント」は未見だが、こちらの方が評判がいいみたいですね。
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