【アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス展】
art-5 【アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス展】 損保ジャパン東郷青児美術館
グランマ・モーゼスが大好きなので行ってみようということで、見て参りました。
この美術館はグランマ・モーゼスの作品をたくさん所蔵していて、多分おおかたは見たことがあるとは思うのだが、まとまって展示されるのは十数年ぶりとか。ナイーブ派というとおり、素朴な味わいはいつ見ても心がなごむ。
しかし、今回の展覧会の目玉は、アンドレ・ボーシャンの方。実に47点もの展示である。
ボーシャンというと、そんなに何点も見たことはないのだが、グランマ・モーゼスと共通点はあるものの(年齢がいってから絵をはじめた、身近な自然や風景を描いたなど)、作風は全然違う。
ボーシャンは神話などを題材にした作品をたくさん残しているし、色彩が強烈といえるくらいに鮮やか。
私的には、園芸の仕事に携わっていたというだけあって、細かく観察されて描かれている花の絵がいい。あと、背景に描かれている崖、ボーシャンのすまいのそばの風景なのだろうか。頻繁に登場して、印象的だ。
描きたいものを描きたいように描いたという2人なので、絵にのびやかさがあるのがいいですね。
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