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2008年8月

2008/08/31

キリン 秋味

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またまたこの季節がやってきた。
キリン秋味である。

毎年あるなあと思ったら、18年前からあるらしい。
そして、毎年懲りずに買い続ける(笑)

毎年味にどれだけ違いがあるかわからないのだが、あいかわらずおいしいビール。
苦みもしっかりあるし、どっしり感もあって、しみじみ飲めるビール。秋にふさわしい。
夏は、薄めというか軽いビールばかりなのが残念なところだが、秋になるとこんなビールが出てきてうれしい。

来年も文句なく買いますね。

2008/08/30

「スパイ・バウンド」

本日の映画
スパイ・バウンド
movie-36 「スパイ・バウンド」 Agents Secrets 2004年仏伊西

DIR:フレデリック・シェンデルフェール
CAST:モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル、アンドレ・デュソリエ
STORY:フランス情報機関からの依頼で、武器商人リボヴスキーの貨物船を爆破することになったジョルジュ。諜報員リザと夫婦を装い、モロッコに潜入、無事爆破した2人に罠が・・・

☆☆☆実在のスパイ、ドミニク・プリウールの手記を基に作られた映画だそう。
1985年実際に起きた爆破事件の実行犯だった女スパイである。

映画がはじまってしばらくは(説明がひととおり終わる前は)ちょっぴり退屈してしまったが、リザが罠にはまるあたりからおもしろくなってくる。

実話に基づくお話らしいので、実際にそうなのだろうか。スパイの世界は非情。平気で仲間を罠にかけるし、仕事をやらせる手段は選ばないし、不都合が生じれば簡単に切って捨てる。
この映画でも、普通の生活に戻るべく引退したいと切望するリザが、罠にはめられ、気の進まぬ仕事をやらざるをえない状況に追い込まれるのが悲しい。

仕事を終えた後は、消される運命にあったリザとジョルジュが逃げる場面で終わるのだが、この先どうなるかわからないという不安なラスト。アメリカ映画だともっとめでたしめでたしに終わるのだろうけど、さすがフランス映画ですからね。らしいというか。

主演は、実生活で夫婦のM・ベルッチとV・カッセル。V・カッセルはあいかわらずとがっていて、野性味あふれる感じがいいのだけど、悩めるスパイという役柄のせいか、M・ベルッチはなんか元気が感じられない。というか、年をとったのかなあ。なんか輝きがなくて悲しかった。


室井滋『うまうまノート』

本日の本
うまうまノート (講談社文庫 む 25-3)
book-38 『うまうまノート』 室井滋著  講談社文庫

食に関するエッセイは大好きだし、室井滋さんのエッセイも好きなので、ふと買ってしまった一冊。

食に対しては霊感が働く、という室井さんだが、実際こういう人っているんですよね。おいしいものに嗅覚が働くというか。お店を見ただけでこれはおいしい物出すぞとわかるらしい。

写真とイラストも担当し、食に対する意気込み(?)が大いに感じられるのだが・・・

実際どれもおいしそう。読んでるうちにおなかがすいてくるので、空腹の時に読むのはキツイ。
そして、おいしそうに食べるし、底なしの胃袋で、いやはやよく食べられるなあと感心するくらい。

これだけ、おいしい、ウマイを連発できるなんて、ホント幸せです。

2008/08/28

キリン ザ・プレミアム無濾過ホワイトビール

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キリンのプレミアム無濾過シリーズで、ホワイトビールが先月発売になった。
ホワイトビールはつまりヴァイツェン(小麦のビール)であるが、ワタクシはヴァイツェンが大好きなので、これははずせない。

注いでみるときめ細かな泡がたつ。
飲んでみると、ふわーっとバナナ系の香りがして、まさにヴァイツェン!なかなかよい出来で、本場のものと比べても違いはわからないくらい。

残念ながら、地ビールではヴァイツェンはよくあるけれど、一般的なビールだとあまりないのだが、是非定番化してほしいですね。値段的に難しいだろうか・・・

2008/08/27

大田垣晴子『新装版 東京リラックス』

本日の本
〔セイコ文庫〕東京リラックス (MF文庫 10-6)
book-37 『新装版 東京リラックス』 大田垣晴子著  メディアファクトリー

エステ、リラクゼーション、マッサージから旅行までリラックススポットの大田垣さん的ルポである。

大田垣さんってホント好奇心旺盛なんですねぇ。
ワタクシなら、ケミカルピーリングとか腸内洗浄とかはいやだ。怖いし。
それに、カラーパンクチャーとかリンパマッサージとかもちょっと信じられない。
どう見てもワタクシ的には、リラックスすることにはならないよなーという回も多いのだが、大田垣さんが大いに楽しんでいるのを読むと、ちょっと興味のわいてくるリラックス法もある。

でも、いろいろある中でワタクシが一番リラックスできそうなのは、旅行かも。
それと、取材を終えたあとの、お酒とおいしい食べ物、というのもリラックスポイントかも。大田垣さんは食べることも飲むことも大好きなので、ホントおいしそうなのです。

「最高の人生の見つけ方」

本日の映画
最高の人生の見つけ方
movie-35 「最高の人生の見つけ方」 The Bucket List 2007年米

DIR:ロブ・ライナー
CAST:ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、ビヴァリー・トッド、ロブ・モロー
STORY:同じ病室に入院することになった家族思いの自動車整備士カーターと、傲慢な大富豪エドワードは、そろって余命6ヶ月の宣告を受ける。カーターが書き出した死ぬまでに叶えたいリスト(棺桶リスト)を見たエドワードは、夢を叶えるべく2人で病院を抜け出し人生最後の旅にでようと提案する・・・

☆☆☆☆飛行機の中で見た映画第3弾。

公開された時に見たかったのだが見逃してしまったので、思いがけず見られてうれしい。

自動車整備士カーターは恋人の妊娠で大学中退、ひたすらまじめに働いてきた実直な人物。博識でクイズマニア。家族のことを何よりも大事に思っている。
エドワードは、一代で莫大な富を築いた実業家だが、傲慢で鼻持ちならない人物。一人娘とも絶縁し、孤独な生活を送っている。
決して出会わないはずだったこんな2人が、偶然同じ病室に入院することで、次第に絆を深めていく。はじめはまったくそりがあわず、険悪な雰囲気だったのだが、共に病気と闘ううちに友情が芽生えてくるのだ。

カーターが書いた、死ぬ前に実現したいリスト(棺桶リスト)をこっそり見たエドワードが、すっかり乗り気になってしまい、渋るカーターを引き連れて世界中を旅することに・・・

エドワードは大金持ちという設定なので、自家用ジェットでどこでも行けるし、豪勢な旅になる・・・というのが設定としては大甘すぎる気もするのだが、そううまくはいくはずはなくて・・・

エドワードがカーターのためにと女性を手配したことにカーターが激怒し、またカーターがエドワードのためにと絶縁中の娘の家へと車をまわしてことにエドワードが怒り、といったんは気まずい雰囲気になってしまう。

が、再び入院することになったカーターのもとにエドワードが駆けつけ和解、そこからは展開が早い。

まだ実現してない夢はだいぶ残ってるのになあと思っていたが、それからは次々とクリア。
特に世界一の美女にキスをするというリストの実現は洒落てるし、ラストで最後の項目が達成されるのもにくい演出。
結局2人はなくなってしまうのだが、さわやかなラストである。

嫌われ者だが、やんちゃで憎めないところもある人物を演じたJ・ニコルソンも、誠実で実直な人物を演じたM・フリーマンもさすが芸達者で、2人の演技合戦(というよりもっと自然体に見えるが)は安心して見ていられる。秘書役S・ヘイズもひょうひょうとしておもしろい。

ちょっとほろりときました。

2008/08/25

チー坊プレゼント当選

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なんと!チチヤスヨーグルトの「チー坊のちょっとプレゼント」があたった。

ワタクシは何に応募してもまったくあたらない、非常にくじ運の悪いヒトなのだが、ついにねぇ。

といっても、希望していたものではなくて、キーカバー。しかも、うちの鍵には使えない(笑)。
でもかわいいのでよしとしましょう。携帯につけようかな。

2008/08/24

「ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記」

本日の映画
ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記 2-Disc・コレクターズ・エディション
movie-34 「ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記」 National Treasure:Book Of Secrets 2007年米

DIR:ジョン・タートルトーブ
CAST:ニコラス・ケイジ、ジョン・ヴォイト、ハーヴェイ・カイテル、エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ、ブルース・グリーンウッド、ヘレン・ミレン
STORY:トレジャー・ハンターのベンは古美術商のウィルキンソンから自分の先祖トーマス・ゲイツがリンカーン暗殺の真犯人との情報を知らされる。暗殺者の末裔という汚名を着せられたベンは、ライリー、アビゲイルの協力を得て調査を開始。世界をめぐるうち真相に近づくが、謎の一味がベンたちをつけねらっていた。

☆☆☆飛行機の中で見た映画第2弾。

「ナショナル・トレジャー」の続編である。
1作目は大いに楽しんだので、2作目も期待しつつ見はじめた。

主なキャストは前作と同じで、いい感じになっていたアビゲイルとベンが破局寸前のところからはじまる(前作は見ておいた方がより楽しめるでしょう。細かいところは説明抜きではじまるので)。

リンカーン暗殺他、史実と虚構を交えながら、スイスイとストーリーは進んでいく。こういった歴史に興味のある人はよりおもしろいだろうが、そうでなくとも十分おもしろい。
次々と謎が現れ、次々とベン達がクリアしていく。テンポよすぎる気もするけれど、ワクワクする展開だ。宝探し映画大好き、謎解き映画大好きのワタクシ好み。

それにしても、このシリーズ、男性がなんか頼りない・・・主役ベンはN・ケイジだが、なんか、キャラ的に調子よすぎて、頼りない。ベンの父親も頼りないし、相棒ライリーも軽いのりだし。女性は強し!D・クルーガー演じるアビゲイル・チェイス博士に加えて今回も頼もしい人が参戦。それは、ベンの母親アップルトン博士。演じるのはヘレン・ミレンで、さすが貫禄だ。

今回の悪役は、エド・ハリスなのだが・・・ちょっと中途半端な設定ですね。悪人なんだがいい人なんだかよくわからなくなってくる。ワタクシ、E・ハリスのファンなので悲しいものが・・・

パリ~ロンドン~ワシントン~ラシュモアと各地を飛び回り、観光気分も楽しめたし、娯楽映画としてはいいできでしょう。

2008/08/23

「バンテージ・ポイント」

本日の映画
バンテージ・ポイント コレクターズ・エディション
movie-33 「バンテージ・ポイント」 Vantage Point 2008米

DIR:ピート・トラヴィス
CAST:デニス・クエイド、マシュー・フォックス、フォレスト・ウィテカー、シガニー・ウィーヴァー、ウィリアム・ハート、ブルース・マクギル、ジェームズ・レグロス
STORY:テロ撲滅の国際サミットが開催されるスペイン・サラマンカ。広場でアシュトン米大統領のスピーチがはじまろうとした時、大統領が狙撃され、爆発であたりは混乱状態に陥る。シークレットサービスのバーンズは狙撃犯を追うが・・・

☆☆☆アムステルダム行きの飛行機の中で見た映画第一弾。

おもしろい構成の映画である。

大統領狙撃と広場の爆破が8人の視点で語られるうちに、真相が明らかになっていくのである。
正直、視点が違うにしても同じ場面が繰り返されるわけだから、飽きるかなあと思ったのだが(実際一瞬飽きそうになった)、別の人間の語り口が重ねられるにつれ、次第に事件の謎が解き明かされていくので、最後までワクワクしながら見ることができた。
軽く、どんでん返しもあって、ほーっと感心しつつ映画は終了。

90分という長さ(短さ)もよい。最近は長い映画が多い(多すぎる)が、これくらいタイトな方がワタクシ的には好みだ。というか、こういう構成の映画ではこの時間が限度だっただろう。これ以上長いとダレそうだ。

渋い配役だけど、通好みの俳優陣で、それぞれのパートで見応えがある。W・ハートはともかくとして(思ったより出番が多かった)、S・ウィーバーがはじめの10分ちょっとだけの出番というのは残念。

アイディア勝ちの映画でありました。

「28DAYS」

本日の映画
28DAYS
movie-32 「28DAYS」 28DAYS 2000米

DIR:ベティ・トーマス
CAST:サンドラ・ブロック、ヴィゴ・モーテンセン、スティーヴ・ブシェミ、エリザベス・パーキンス、ドミニク・ウェスト
STORY:アルコール及び薬物依存症のグエン。姉の結婚式で醜態をさらし、事故を起こした彼女は矯正施設に入れられる。はじめはなじめず、反抗的態度をとるグエンだったが・・・

☆☆☆サンドラ・ブロックの未公開映画。
題材が題材だけに、もしファンであるS・ブロックの出演作でなかったら見なかったかもしれない。

実際、サンドラがでることで、本来重い題材なはずなのだが、少々コミカルに、そして深刻にならない映画となっている。
もちろん、施設の患者たちの苦しみ、悩み、葛藤も描かれているのだが、暗くならず、前向きさが感じられると思う。描き方がもしかすると甘いのかもしれないし、なんとなく終わりもしまらない感じもする。

サンドラならではの演じ方とは思うが、ホント言うと、この役はあまり似合ってないとも感じ。やっぱり、底抜けに明るくあってほしいのですね、ファンとしては。もちろんそういう役柄ばかりではというサンドラの挑戦なのかもしれないが・・・

まだ無名だったV・モーテンセンがでていたのはうれしいし、患者役かと思いきや医者役という思い切った?配役のS・ブシェミもよかったが、E・パーキンスがすっかりおばさん化していたのがちょっと悲しかったです。

2008/08/21

ベルギー・オランダ旅行 9,10日目

最後の日には公園へ

あっという間の8日間。とうとう日本に帰る日である。

もちろん?この日も7時起床。さすがに胃がくたびれたのか、少々胃痛がしたので朝食は少なめにしておく。スクランブルエッグ、焼きトマト、マッシュルーム、ソーセージ、クミンチーズ、野菜、ナッツ入りパン、ヨーグルト、フルーツ、オレンジジュース、ダージリンティー。

11時半にはホテルを出なければならないが、それまで散歩をすることにする。
半袖に上着という格好で出かけたのだが、案外寒くセーターを着てこなかったことを後悔する。雨も時折ぱらつき、本当に寒い。

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やたらと広いフォンデル公園へ。なんだか帰国日は必ず公園を散歩して、鳥にえさをやっている気がするが、今回もやはり。鴨だのアヒルだのガチョウだのバンだのにえさをやって過ごす。

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最後にもう一度ahに寄っておみやげを買い足し(どうしてもワッフルがほしかった)、トラムの乗り納めをしてホテルに戻った。

いよいよ帰国


タクシーで空港へ向かう。12時前には到着。自動チェックイン機でチェックイン。なんとパスポートを入れるとパパパっとすべての情報がでる仕組み。うーん、便利だ。日本語バージョンもあるのである。無事通路側をゲットできたので(しかも前に座席のないところだった)安心する。
荷物を預け、出国するのにえらい時間がかかってしまったが、昼食にすることにする。
ピザがおいしそうだったので、でっかいピザ(これはホントおいしいピザだった)、アイスティースパークリングを買う。すっかり忘れていたが、リンゴも持っていたのでデザートに。ピザで結構おなかがいっぱいになってしまったので少し残してしまった。

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国立美術館の空港別館を見学。狭いスペースだけれどテーマを決めた展示があり、これは是非とも見るべき。

そうこうしているうちに1時間前になったのでゲートに行ってみると、なんともう搭乗手続きがはじまっていた。ゲートの直前に手荷物検査があるのだ。しまった!手荷物検査をまだやっていないのを忘れて水を買ってしまった。仕方なくできるだけ飲んで、残念ながらあとは捨てることに。

ほぼ定刻(3時20分)に離陸。
まずはコーラとスモークアーモンド(これホントに気に入った)。
続いては夕食。インドネシアと和食がチョイスできたのだが、和食はそばつゆを積み込み忘れたとのことだったのでインドネシアをチョイス(同居人がつゆなしそばをしょうゆをかけて食べたのだが、かなり微妙だったらしい)。
牛肉のココナッツ煮込み、いんげんともやしのサラダ、ムース、パン。赤ワインもいただいた。

途中またまたアイスがでて、眠ったり、映画「銀色のシーズン」を見たりしているうちに朝食で起こされる。
おお、ここで遭遇したか。まるでたこ焼きの形をしたパンケーキ(はちみつかけたら結構甘かった)、ポーフェルチェに、ヒュッツポット風、チーズムースとかなりオランダチックな朝食で締めくくり。
予定より50分ほど早い到着だった。

スーツケースをピックアップしようと受取所に行くと、麻薬犬がうろうろ。はじめて間近に見たのだが、やはりこれはオランダからの便だからだろうか。

スーツケースを宅配に預け、携帯を返して成田エクスプレスにて東京に向かう。
家に着いたのは1時前だった。

楽しい旅行でした。同居人さんありがとう!

(完)

2008/08/20

ベルギー・オランダ旅行 8日目

アンネの家

7時起床。早速朝食に行くが、なんと誰もいない。この日は日曜だったので出足が遅かったのかも。やたら早い日本人もいなかったようだし。とったものは前日と同じだが、この日はワッフル(リエージュ風)にしてみた。

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この日はとても涼しく、というか寒くセーターを着込んでお出かけ。
まずはトラムに乗ってダム広場まで行き、アンネの家へ向かう。10時頃到着したのだが、結構並んでいた。もっともアンネの家はいついっても混んでいるらしい。

アンネの日記は子供の頃から何度か読み返していたのだが、実際に訪ねてみると、こんな狭い場所に息をひそめて暮らしていたと思うと本当に悲しくなる。決して忘れてはならない戦争の悲惨さ、むごさである。

1時間ほどで見学を終了し、出てきてみるとさらに長蛇の列!いやはや、早く行ってよかった・・・

一応これでアムステルダムで最低限おさえるべき場所はおさえたので、あとは気ままに歩くことにする。

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マヘレの跳ね橋(アルルの跳ね橋を思い起こされるそう・・・)、デ・ホーイエルの風車を写真におさめ(列車の中から風車はいくつか見たのだが写真をとっていなかったので)、駅まで戻る。0808103


まだ食べていなかったバミクロケットを食べようという企画である。
自販機でバミクロケットとハンバーガーを買い、駅のホームで昼食。
ところが、バミとはいってもなんか違う。分厚い皮にチーズが入っているものだったのだ。頭に?マークが浮かびつつ、デザートは前日夜に届いたりんご。

前衛芸術ばかり

午後はもうひとつ行ってみたかった、市立近代美術館へ。本来はミュージアム広場にあるのだが今改装中で、駅近くの旧中央郵便局の建物を使っているのだった。なんだか廃墟のようでうすら寂しい。
セザンヌ、ゴッホ、モネ、マティス、カンディンスキーなどがあるとのことだったのだが・・・
いつまでたっても前衛芸術ばかり。どうやら改装中なので特別企画展しかやっていなかったらしい。実は入る前に、マティスはありませんというポスターが貼ってあったのが、このポスター自体が芸術だと思ってしまったのだ。うーん、本当だったんだな。
普段前衛芸術は見ることがないから、ある意味貴重な体験だったといえよう(笑)。

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ダム広場まで戻る途中、またまた自販機を発見、ついに本物のバミクロケットをゲット。本当に麺が中に入っていた!これで満足である。
おみやげを買い足そうと思ったが今ひとつ。結局あきらめて、まだ6時と早かったが夕食にすることにする。

最後の晩餐

この日は最後なのでオランダ料理を食べようと決めていて、2つお店の候補があったのが、スタムポットが食べられるハース・クラーシュというお店へ。

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注文したのはもちろんスタムポット(マッシュポテトに野菜を混ぜ込んだもの)。
ワタクシのはザウアークラウト入り、同居人のは人参入りでこれはヒュッツポットに近いもの。ソーセージと牛肉の煮込みもついていて、案外おなかがいっぱいになった。
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そしてビールは白ビール(Wieckse)。ここまでオランダのビールがあまりに普通だったので少々失望していたのだが、これは気に入った。レモンを入れて飲むスタイル、今度やってみよう。

ahでah印のビールとコーラを買ってホテルに戻る。

なんとこの日もりんごが・・・

2008/08/19

ベルギー・オランダ旅行 7日目

「夜警」に遭遇

いつもの通り7時起床。パン、スクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージ、ハム、野菜、フルーツ、オレンジジュース、紅茶の朝食。

9時15分にホテルを出て、ミュージアム広場まで歩いていく。広場前のキーツアーズという旅行社のカウンターで、美術館のチケットが買えると聞き、買いに行く。ここで買っておけば、並ばずに入れるのでよい。

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10時少し前だったが、国立ミュージアムに行ってみるともう開いていた。
残念ながら現在は改装中で南棟(フィリップス・ウィング)しかあいていない。
それでも、抜粋して代表的なものを展示してあるので、ある意味効率的に見られる。
ドールハウスなんかもよかったのだが、やはりみものは、フェルメール、そしてレンブラント。

フェルメールは残念ながら「小路」が今日本にきているのでなかったのだが、「台所女中」や「手紙」(女中がこわい・・・)などが見られたし、最後の部屋のレンブラント「夜警」には圧倒される。

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お昼になったので、是非食べてみたかった、ハーリングブローチェに挑戦することに。つまりはにしんサンドである。生のにしんに玉ねぎとピクルスを添えていただく。生臭いのでは?と思ったが案外そうでもなく、おいしくいただいた。現地の人は、しっぽをつかんで頭の方からにしんを食べていたが、あれはちょっと食べにくそうだ。
デザートは、前の日の夜に届いたりんご。

ゴッホを堪能

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午後は、国立ゴッホ美術館へ。ここでもチケットは買ってあったので、すっと入れてうれしい。
1階はゴッホ以外の作品で、2階がハイライト、ゴッホの作品だ。
オランダ時代からパリ~アルル~サン・レミ~オーヴェル・シュル・オワーズと年代順に作品が並んでいて、絵の変遷がわかる仕組み。
ミレー的な絵~浮世絵の影響~カラフルな色彩~不安な筆遣いの絵とゴッホの心の動きもわかるようだ。
こんなにたくさんのゴッホをまとめて見たのははじめてだったが、これはすばらしい美術館である。

3階のゴッホの試作品や浮世絵、4階のゴッホと親交のあった画家たちの絵などもじっくり見て、見学終了。

4時もかなりまわってしまったので、チーズ屋さんが閉まる前に行かねばと、トラムにてダム広場へと急ぐ。
おみやげのチーズなどを購入し、ahにて夕食を買って帰る。

ペンネオリーブサラダ、パプリカサラダ、ベーコンエッグサンド、クミンシード入りチーズ(こちらではクミン入りが多かった)。ビールはBrandのピルスナー。そして、はじめてワインを買ってみた。ah印だったが普通においしい(輸入ものだが)。
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デザートは部屋においてあったミニワッフル。キャラメルがはさまっていておいしい。気に入って結局おみやげに買って帰ったのだった。

そして、この日もりんごが届いた・・・

ベルギー・オランダ旅行 6日目

フェルメールを追いかけて

ずっと7時起床だったが、この日はデルフト、ハーグと2カ所に出かけるので少し早く6時半起床。7時にレストランがあくのを待って早速朝食をとりに下におりていく。
パン、ワッフル、ソーセージ、ベーコン、チーズ、焼きトマト、マッシュルーム、スクランブルエッグ、野菜、フルーツ、ヨーグルト、アップルジュース、紅茶。オランダ全体がそうなのかどうかはわからないが、なぜかチェリーティーがたくさんおいてある(部屋の紅茶も4つ中3つがチェリー) 。

8時25分のトラムに乗り、中央駅まで。1ゾーン内なので、ストリッペンカールトの2綴り使用。2つめのところに折り目を入れ、自動改札機に入れてスタンプを押す。ワタクシ達はほとんど5番のトラムを使ったのだが、この路線は車掌が乗っていない路線。車掌が乗っている路線では、車掌さんにスタンプを押してもらう。

軍資金も乏しくなってきたので(なにしろ物価が高いので)両替をし、9時10分のsneltrein(快速)でデルフトに向かう。なぜか、検札が2回もきて・・・約1時間で到着。

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まずは中心となるマルクト広場へ。ちょうど市庁舎では結婚式をやっているところだった。
デルフトといえば、フェルメール。ということで、フェルメールにちなんだ場所をめぐることにする。見つけにくいフェルメールのアトリエ、そして生家を写真に撮ったあと、「小路」に描かれた場所と思われるところを写真に撮ったのだが、ちょっと方向を間違って撮ってしまったようだ。フェルメールの本を持って出かけるべきだった・・・

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フェルメールが埋葬されたと言われている旧教会に入場。入り口には門番の猫(ソックス君みたい)が。どこに埋葬されたかはわかっていないが、記念の碑があったのでパチリ。ステンドグラスが美しい教会だ。遠くから見ると塔は微妙に傾いている。0808083


共通入場券を買ったので、マルクト広場に面した新教会にも入ってみる。なぜか、旧教会より古い感じに見える。

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マルクト広場のおみやげ屋さんでいくつかおみやげを買い、駅を通りこえて、「デルフトの眺望」が描かれたとされる場所に行ってみる。あの風景と同じのような、そうでないような・・・あの絵自体、想像と記憶で描かれたとも言われているし、昔と今では風景も違ってしまっているので、なんとも言い難い。

これにてデルフト観光は終了。12時17分の各停でハーグへ。20分弱で到着である。
まずは昼食場所を探す。

マウリッツハイス美術館へ行く道々見つけようと思ったのだが、なぜか裏通りを行ってしまい、あまりお店がない。ようやくヘマ(オランダの無印良品的お店)の2階のセルフに入ることにし(ベルギーでもお世話になった)、チーズパイ、サラミ入りイタリア風パン、アップル&マンゴーヨーグルトドリンクで昼食である。同じお店とはいってもベルギーとオランダではおいてあるものが違う。

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マウリッツハイス美術館に向かう途中、またまた花嫁さんと見たが、この日はいい日だったのだろうか?
美術館自体美しい建物なのだが、所蔵作品は結構豪華。ルーベンス、ヤン・ステーン、ファン・アイクなどの他、やはりみんなが目指すのは3階のレンブラントとフェルメールだろう。生々しくてぎょっとするレンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」も印象的だが、最後のフェルメールの部屋がすばらしい。意外に大きな「デルフトの眺望」を見て振り向くと、「真珠の耳飾りの少女」もまた振り返る・・・こちらは小さな作品だけれど、いつまで見ていても飽きない絵である。

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ホフフェイファの池から、美術館を含むビネンホフの写真をとったあと、エッシャー美術館へ。
だまし絵のような不思議な絵の数々とともに、各部屋のシャンデリアが凝っていておもしろい。

ぶらぶらと駅まで戻り、自販機でサテクロケットを買って5時28分発の快速電車に乗り込む。サテクロケットは、カレー味のコロッケであった。これもなかなかよろしい。

またもやリンゴが!?

アムステルダム到着は、6時20分。駅でまたまたストリッペンカールトを買い、夕食場所を探して歩く。この日はインドネシア料理にしようと決めていたのだが、どのあたりに集中してあるかがわからず、結構な距離を歩くことになった。ムント塔の近く(といってもそれほど近くはないが)のトゥジュー・マレットというお店に入ってみる。
頼んだのは、ライスボール、チキンサテ、ナシゴレン。どれもおいしい。サテは思っていた味とは違い、濃厚なピーナッツソースだったが美味だった。ビールはおもしろくはないが、他に選択肢がなかったので、ハイネケンに。約21ユーロ。

ライチェ広場までてくてく歩き、アルバートハイン(以下ahと略す)で、ビール(昨日の敵を討とうとAmstelのちゃんとアルコール入りを購入!)とチーズスナックを買い、トラムでホテルへと戻った。

部屋に入ると、音楽がかかっており、そして・・・
なんとまたまたリンゴが届いていた!

2008/08/17

ベルギー・オランダ旅行 5日目

オランダ入国

いよいよベルギーともお別れ。
この日も規則正しく7時に起床(正確には6時55分起床。58分頃はじまるユーロニュースのヨーロッパの天気を見るため)。ベーコン、きのこ、スクランブルエッグ、ソーセージ、ハム、チーズ、そしてフルーツタルトの朝食。やっぱり、タルトおじさん出現!ホントにタルト好きなんですねぇ。ワタクシ的にはこの宿はタルトの宿として記憶されることになった・・・

9時前にタクシーにて南駅へと向かう。一番近い中央駅にはタリス(国際特急)はとまらないからだ。

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パリからやってきたタリス。ベルギー南駅出発は9時54分。この日は酔い止めを規定量の4分の1くらい飲んでいたので、スースーと眠ってしまい、あっという間にアムステルダム到着。12時40分だった。列車は快適だが、スーツケースを抱えて乗り降りしなければならないのが少々つらい。

再びタクシーにてこれから4連泊するホテルへと向かう。1時30分だったがもうチェックインできるとのことで、部屋に荷物をおいて早速出かけることにする。このホテルはかなりはずれにあり、トラムでもぎりぎり1ゾーンに入る地区。中心地にはかなり遠いので、トラムでないと移動できないのが悲しい。

駅でストリッペンカールト(15コマ綴りの回数券)を入手してあったので、乗ってもよかったのだが、とりあえずミュージアム広場(美術館の集まるあたり)ならば歩けそうだということで徒歩で向かった。

豪雨の中を10キロも


雨がしょぼしょぼと降っていたのだが、次第に強くなってきて広場につく頃にはかなりの降り。
まだ昼食もとっていなかったのでどうしようかと思ったが、このあたりはレストラン街ではないのでお店もない。
仕方なく、屋台でホットドッグ2つとコーラ2つ(9ユーロ)を買って、お店のパラソルの下で食べた。


雨はいっこうにやまず、かえってひどくなるばかりだったが、意を決して歩き出す。向かったのはレンブラントの家(考えてみると、距離はあったのだからトラムに乗ればよかったのだが、なぜか歩いてしまった)。どしゃぶりで着く頃にはびしょぬれになってしまったが、オランダの人たちはあまり雨を気にしないのか、案外平気で傘もささずに歩いていたり自転車に乗っていたりするのである!

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レンブラントの家は、実際レンブラントが破産して人手に渡るまで20年ほど住んでいた家で、中はこじんまりとした美術館になっている。部屋が住んでいた当時のように再現されている他(「夜警」が描かれた部屋もあったが、あの大きな絵が入ったのかしらん?)、エッチングの作品がたくさんあり、大作だけではないレンブラントの別の側面が見られてよい。

見終わって外に出ると、あんなにひどかった雨もけろっとやんでおり、また気をとりなおして駅へと向かう。東京駅のモデルになったと言われるアムステルダム中央駅である。
翌日デルフトに行くのでその下見に行ったのだが、ここで見つけたのが噂に聞いたクリケット(コロッケ)に自販機。
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コロッケだけでなく、ハンバーガーとかチキンスティックなど他のスナック類もおいてある。自販機といっても、後ろから次々と補充されていて暖かいものが食べられる。
アムステルダムでは是非この自販機コロッケを買おうと思っていたので、早速1.2ユーロを入れて取り出してみる。オランダのコロッケはあくまでクリームコロッケが基本で、この日食べたものにはコンビーフが入っていた。ちょっとスパイシーでおいしい。すっかりこの自販機にはまってしまい、その後何度も利用してしまったワタクシである。

その後、ダム広場まで歩き、アルバートハイン(アムステルダム中にあるスーパー。そこここにある。いったい何軒あることか・・・)で、サンドイッチ、オランダ風サラダ(キュウリとこ玉ねぎのピクルスが入っているところが特徴のよう)、ビール2本(AmstelとGrolsch)を購入、それからホテルまで延々と歩いて戻った。さすがに最後は足が棒になった。もうちょっともうちょっとと歩くうちに、結局10キロ近く歩いてしまったようである。ふー。

戻って早速夕食。ところが、なんとAmstelはノンアルコールを買ってしまったのだ。少々脱力。
なぜかホテルのサービスで青リンゴが2個届いたので(それで枕元にお皿とナイフがおいてあっ

たのか)、ありがたくデザートとしていただく。

ベルギー・オランダ旅行 4日目

小便小僧は衣装もち

7時起床。毎日規則正しい生活だ。
朝食に降りていくと、これまでほとんど客がいなかったのに、混み混み。クロワッサン(さすがにお隣のものなのでよろしい)、ソーセージ、スクランブルエッグ、野菜、サラミ、チーズ、フルーツ、ミックスジュース、そしてショコラ。

ベルギー最終日は遠出はせず、市内をまわることとし、ゆっくりめに9時に出発。
まずは、一番高台にある(ホテルも十分高いところにあったのだが)最高裁判所に行き、下町の写真を撮り、プチ・サブロン広場にて休憩。ホテルの斜め向かいにある、ノートルダム・グラン・サブロン教会に行ってみる。ステンドグラスがきれいらしいので是非見たかったのだが、工事中で中に入れず。残念。

この日はこの旅行中一番高い気温の予想がでていて(28度)、実際暑くなりそうだったので、ホテルに一度戻って上着を置き、グラン・プラスへと向かう。
目指すは、王の家(市立博物館)である。
ピーテル・ブリューゲル(父)の絵もあったりするが、市の歴史に関する展示が続く。
しかし、ワタクシの目当ては、3階にある、世界各国から贈られたという、小便小僧の衣装コレクション。あらゆる衣装がある感じだが、日本からはなぜか桃太郎、金太郎、よろい。案外桃太郎の衣装が似合っていた。

ようやくタンタンのTシャツを

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見終わって、暑い中向かったのは、マンガ博物館。
建物はさりげなくアール・ヌーヴォーだったりするが、ワタクシの目当ては、ショップ。
ブリュージュのタンタンショップ、ブリュッセルのブティックタンタンとまわったのだが、Tシャツが見つからなくて(どうやら、秋冬物との入れ替え時期で品薄だったらしい)、このショップにかけていたのである。時間があまりなくて、博物館自体には入らず(ホントは見たかったのだけど)、ショップに一直線!はじめは見つからずぐるぐるまわっていたのだが・・・ああよかった。見つかった。逆上してあれこれと買ってしまい、おまけにスノーウィ(ミルゥ)のぬいぐるみまで買ってしまった。うーん、でも暑い中行ったかいがあっというものだ。0808063


昼食はセルフのお店、エクスキで。オーガニックにこだわった店らしいが、案外値がはる。サーモンのラップサンド、ジェノベーゼのパスタサラダ、コーラをとる。10ユーロ弱だった。
チョコポリスというチョコレートやさんでおみやげ用のチョコを買い(前々日に続いて試食させてもらった)、GBでもチョコを大量買いし、いったんホテルに戻る。
結構暑かったので、さらに涼しい格好になって出かけたのだが・・・これが失敗であった。

冷やしすぎの美術館

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午後は、ワタクシ的にブリュッセルのハイライトとも言うべき、王立美術館へ。第一水曜の午後はタダとのことで、急遽午前中に行こうと思っていた予定を変えたのだ。

とても広い美術館だが、まずは2階の古典部門から。
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なんといってもフランドル派の絵画がすばらしい。ブリューゲルの部屋は興奮もの。そうそう、去年日本でやったベルギー王立美術館展の目玉だった、「イカロスの墜落」もまたまた見ることができて感激だった。
ルーベンスもかなりの数があって、見応えあり。

じっくり見ていたら古典部門だけで、かなりの時間を費やしてしまい、あわてて、新館の近代部門へと向かった。
ベルギーの画家、クノップフ、アンソール、ポール・デルヴォー、ルネ・マグリットなど充実している。だいぶ時間がおしていたので、じっくりとは見られなかったのが残念だったが(閉館時間までねばった)、大満足だった。

問題は、美術館全体が冷えすぎだったこと。古典部門もかなり寒かったが、近代部門は、冷蔵庫なみ!何もこんなに冷やさなくとも・・・
しかし、ベルギーはスーパーもキンキンに冷えていたし、国民性なのだろうか。

ロワイヤル広場、聖ヤコブ教会、ブリュッセル公園を散策後ホテルへと戻った。

ビールに満足

少し休んだ後、またまたグラン・プラスへ(何度往復したことか)。
広場に面したカーブ・デュ・ロイで最後の晩餐である。
名物料理をと思い、ストゥンプ(じゃがいもなどとベーコンをゆでてつぶしたもの)+ソーセージ+豚肉、カルボナード(牛肉のビール煮込み)を注文。そして、ビールはオルヴァル(トラピスト)とデュベル(エール)。38ユーロ。

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ビールも10種類味見したのだが、一番気に入ったのはこの日に飲んだオルヴァル。そして次が初日に飲んだレフ。
他にもたくさん飲みたかったのだが(驚くほど多くの種類があるし、専用のグラスで出てくるのもいい)、日本ではあまり手に入らないものも飲むことができたのがうれしい。

中華街(といってもタイ料理屋が多かった)を散策後、ホテルに戻った。
翌日は、オランダへ・・・

2008/08/15

ベルギー・オランダ旅行 3日目

タルト好きのビジネスマン

7時起床。朝食は、前日とあまりかわらないが、チェリータルトをとってみた。この宿、朝食に何種類ものタルトがおいてあって目移りしてしまう。この日の朝より3日間連続で近くに背の高いビジネスマン風の人が座っていたのだが、毎日しめくくりはタルトを2個も食べていて、よっぽどのタルト好きか?と思ってしまった。もしかすると、この宿はタルトで有名なのだろうか?

この日はまたまた列車に乗っての小旅行。アントワープである。8時58分発のアントワープ行きに乗ると決めていたので、前日よりは若干早くでた。
約1時間でアントワープ到着。


ルーベンスづくし

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まずはルーベンスの家へと向かう。住居兼アトリエだったところだ。
数少ない自画像がある他、いくつかの大作を飾られており、圧倒される。ルーベンスの絵は神話の世界を描いたものが多いから、こういった知識を備えておくとより楽しめる。
中庭も美しい。

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続いてノートルダム大寺院に向かう。「キリストの昇架」、「キリストの降架」、「聖母被昇天」など、ルーベンスの祭壇画がすばらしい。日本では、フランダースの犬のネロがこの寺院にたどいつたところで息絶える、ということが有名かもしれない。

アントワープとは手を投げたという意味で、その名にちなんだ手の形をしたチョコレートをたくさん売っている。手の形のクッキーもあると聞いていたので必死に探したのだが見つからず。残念だ。

というところでくたびれてきたので、軽食のお店で昼食。ピザパン、アップルパイ、ワッフル、コーラ(7.85ユーロ)。ベルギーにきたら是非ともワッフルを食べたいと思っていたのでうれしい。ちなみにこの日食べたワッフルはリエージュワッフルで、ブリュッセルワッフルより少々堅めかつ甘め(従って上になんにものっけない)。

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おなかが満たされたところで、王立美術館へ。建物も立派な美術館だが、所蔵品もなかなかである。中世イタリア、フランドル絵画からジェームズ・アンソールまでいい品揃え。中でもルーベンスの部屋など、ルーベンスコレクションは充実している。ブリュッセルの王立美術館への期待も高まる。

アヒルにかまれる

駅に向かう途中市民公園により、恒例のえさやりタイム!アヒルや鴨がいたので近寄っていくと、なんとうさぎも出現。ちゃんと手から食べてくれる。アヒルもだが、指まで食べようとするのはいただけない。

アントワープは歴史的な建物もたくさんあるが、意外に現代的な都市であった。

4時3分はつのIntercityに乗り込み、ブリュッセル中央駅着は5時。
GBで、ハムサンドとサラダ、ビール3本を買いこみ、ホテルに戻る。

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この日のビールはPalm(馬の絵)、Ciney Brune、Trappistes Rochefort。いずれも上面発酵のダークビールの範疇にはいるもので、ワタクシ好み。ベルギービールは一般的にアルコール度数が高いが、トラピストなどは9.2パーセント。じっくり飲むのに適しているといえよう。

2008/08/14

ベルギー・オランダ旅行 2日目

塔を見ればかならずや・・・

7時起床。
前日はよく食べたはずだが、ワタクシとしてはめずらしいことにおなかがすいていた。早速朝食をとりにいく。
パン、ハム、チーズ、スクランブルエッグ、トマト、レタス、きゅうり(オリーブオイルがおいてある・・・オランダも同じだった)、ベーコン。飲み物はミックスジュースにショコラ(さすがチョコに国!というか、フランスの隣だからか?)。デザートに朝っぱらからパンナコッタをいただく。

前日、この日は9時の電車(Intercity・・・都市間快速急行)に乗ると決めていたので、8時40分にホテルを出発。
切符は旅行会社にとってもらってあったので楽ちんだ。Rail Pass2等車用71ユーロ。1年の間に10回利用でき、複数人数での使用も可能なパス。自分で、日付、曜日、行き先を書き込んで使用する。

どのあたりに2等車がとまるのかがわからず、ちょうど待っていた位置には1等車がきたので、小走りで2等に乗り込む。それほど混雑はしていない。

約1時間ほどでブリュージュに到着。
電車を降りて、まずは愛の湖公園(なんたる名前!)で白鳥にパンをあげる。旅行の際は、いつ動物に遭遇するかわからないから、朝食時にちょいとばかりパンをくすねておくのが基本だ。

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ペギン修道会の中庭を見学後、聖母教会へ。ガイドブックによれば月曜は休みと書いてあったが、夏休みだからかあいていてラッキー。ミケランジェロの聖母子像を見ることができた。0808042


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そして、鐘楼に上ってみる。高いところがあれば上らざるをえないワタクシたち。366段を上りきるとぐるっと365度いい眺めである。狭くキツイ階段を上るだけのことはある。
途中の壁に、「煙は禁じられている」、「壁は禁じられている」と書いてあったが、どうやら、禁煙、落書き禁止ということらしい。直訳すぎますね(笑)。

下ってきて有料トイレに入り、昼食場所を探す。
オランダの無印良品ともいうべきお店ヘマがあって、その中のセルフサービスのカフェでお昼にすることに。ハム・チーズ・卵のサンドイッチと、スパイシーな挽肉入りのロールパイ(おいしい。ベルギーではその後何度も見かけた。正式な名前はわからず)、コーラ。

聖血礼拝堂に入ろうとしたら、2時からだったので、それまでお店をひやかしつつ、時間をつぶす。ベルギーのビールが一面にプリントされたTシャツを買ってしまった。フランスではワインのTシャツを買ったし、うーむ、またまた酒飲みと言われそうだ(笑)。

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2時ぴったりに聖血礼拝堂に入場。ちょうど、聖血の遺物を見せるイベントをやっていたが(寄付金を払って見せてもらう)、信者でもないので遠くから眺めるだけにしておいた。

名物のムール貝とフリッツを

2時58分発のIntercityに乗り込みブリュッセルに戻る。約1時間で到着である。
GB、デレーズなどのスーパーに寄りおみやげの下見をしたあと、一端ホテルに戻り、食事に出直す。

ベルギーにきたら、ムール貝を食べよう!と決めていたのでガイドブックに載っていたシェ・レオンというお店へ。イロ・サクレ地区は山ほどレストランがあり、よりどりみどりなのだが、中にはぼるお店があるそうで、吟味が必要である。

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ムール貝650グラム+フリッツ+ビール(Maes)のセットを注文(お一人様14.5ユーロ)。ムール貝は少なめのセットなのだがそれでもワタクシ的には量が多くてちょっぴり残してしまった。なんだか、何年か分のムール貝を食べた気がする。

帰りにデレーズでビールを2本購入。ホテルで飲み直す。Grimbergen Blond(修道院ビール)、Stella Artoisである。後者はすっきりとした飲み口でよかったのだが、前者は少し甘みが強すぎて好みにあわず。今回飲んだベルギービールの中で唯一好みにあわないビールであった。残念。

2008/08/13

ベルギー・オランダ旅行 1日目

待ちに待った・・・

待ちに待った夏休みである。今年は仕事がめちゃくちゃ忙しく、大丈夫かと心配したが、出かけてしまえばこっちのもの!しばらく仕事のことは忘れよう(その後、そうもいかないことが明らかとなる)。ベルギーははじめて、オランダも、ずいぶん前にハンガリーからの帰りにトランジットでスキポールにちょいと寄っただけだ。

5時15分に起床、6時5分出発。7時にちょうど開店したばかりの東京駅のパン屋さんでワタクシは枝豆チーズパン、同居人はハンバーグ、メロンパンを購入。
7時30分発の成田エクスプレスに乗り込み、朝食をとりつつ、うとうとしつつ、成田空港第一ターミナルには8時35分頃到着した。

いつもと同じ携帯を借りて、スーツケースを請け出し、チェックイン。通路側の席だったし、乗り換えのチケットももう発券してくれて(KLMでオランダ・スキポール乗り継ぎで、ブリュッセルまで)、これで安心。もっとも、乗り換えは1時間しかないので結構キツイ。

ボディチェックをうけるとは・・・

めずらしいことに、出発の時刻が10分早まっていて、これなら乗り換えも少し楽かなと思ったものの、離陸は12時に。例によって、離陸の時は酔い止めが効いて眠りこけており、同居人に起こされる始末。一度として離陸の時に起きていたためしがない。

ほどなく飲み物の時間。コーラとスモークアーモンドをもらう。このアーモンドがおいしい。
そして、昼食はチキンをチョイス。チキンのマッシュルームクリームソース・パスタ添え、かにかまのサラダ、パン、ケーキ。飲み物は赤ワイン。

うれしいことに手元に画面のあるタイプの飛行機で(並びは3、3、3)映画見放題、ゲームし放題!ということで早速映画を見始める。
「バンデージ・ポイント」、「ナショナルトレジャー2」、「最高の人生の見つけ方」を、途中アイスクリーム休憩をまじえながら、立て続けに見る。本当はもう1本見たかったところだが、時間切れ。「カンフーパンダ」が見られなくて残念だ。映画の感想はまた後日に。

夕食は、昼食と少々かぶっているが、きのこクリームのペンネ、ポテトサラダ、ハム、チーズケーキ、オレンジジュース。

そうこうしているうちに、現地時間の午後4時に着陸。ただし、ゲートまで遠くて延々と飛行場内を移動していった。
ほぼ予定どおりの到着だが、なにせスキポールは巨大な空港。乗り継ぐゲートまでは20分はかかる見込みなのでせっせと歩く。入国を済ませ(シェンゲン協定加盟国なのでベルギーでは入国審査はなし)、手荷物検査。上着を脱いで通るが、なんとピーピーなってしまい、女性係官のボディチェックをうけるはめに。こんなことはじめてだ。何が鳴ったんだろう?ズボンの金属以外は考えられないが・・・

トイレによって、ゲートに到着すると、ほどなく搭乗の時間。やれやれ、これで飛行機が遅れたり、チケットをここで発券してもらうことになったら大変なことだった。乗り継ぎ時間が短いのはやっぱり心配だ。

バスに乗ってたどりついた飛行機は、小さな飛行機。
定刻5時20分には動きだし、25分には飛び立った。懐かしや、プリンス印のチョコビスケットとジュースがささっと配られ、こちらもささっとたいらげると、あっという間に到着。6時すぎには無事ブリュッセル空港に着いた。

荷物をピックアップ、タクシーでホテルへと向かう。
中心地から歩いて10分ほど、王立美術館近く、グラン・サブロン広場に面したホテルが4泊する宿だ。なんでもこのあたりは骨董品街らしく、それを目当てにやってきたお客がよく泊まるらしい(実際は、イタリア人の団体旅行客がいっぱいだった)。


ヨーロッパ3大がっかり名所を制覇!

まだまだ日は高いので、お散歩にでることにする。
翌日は、ブリュージュに列車に乗って出かけるので、その下見をかねて、中央駅に寄ったあと、ブリュッセルの中心地、グラン・プラスへ。すごい人出である。
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そして、これをまず見なければ!そう、小便小僧である。ローレライ、人魚姫、そして小便小僧と、ついにヨーロッパ3大がっかり名所を制覇したわけだが、小便小僧はなかなか愛嬌があってよい。
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小便小僧を見たならば、こちらもはずせない。小便少女である。レストラン街イロ・サクレ地区の客の呼び込みをかわしつつ、到着。ちょっとわかりにくい場所にあって、それほど人はこない。柵でおおわれていて、ちゃんと写真がとれなかなかったのが残念だ。
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さっきは晴れていたはずなのに、雨がポツポツと降り始め、外で飲んでいたお客がみんな中にひっこんだせいか、入ろうと思っていたビアカフェが満杯。仕方なく、適当にブラッスリーに入り、ビールを注文。ワタクシはLeffe Blonde、同居人はJupiler。いずれも500ml。どちらもなかなかにおいしい。ビール大国ベルギーに対する期待がふくらむ。これから何種類のビールを飲むことができるか。
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外に出るとどしゃぶりだった。ワタクシは傘を持っていなかったので、同居人の傘に入りつつ、ホテルに戻る。
こうして、長かった旅行1日目は終わった・・・

2008/08/12

帰国

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ベルギー・オランダ旅行を終えて帰国しました。
なんとまあ、日本は暑い・・・

明日より旅行記を徐々にUPしていきたいと思います。

2008/08/02

夏休み

明日から休暇でちょっとお出かけです。
仕事のことはすっかり忘れて(職場から電話かかってきたらやだナ)、ゆっくりしてきます。

次回更新は12日となる予定です。

クロスワード&数独

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いつも海外旅行にいく際は、クロスワードの月刊誌を持っていくのだが、今年はニコリが出しているコンパクトなサイズのパズル本を買ってみた。これならかさばらなくてよろしい。
しかも、クロスワードだけでなく数独のも。携帯のゲームで数独をやって以来、なんかはまってしまったんである。

まあ、実際は旅行にでると本もほとんど読まないし、パズルもちょっとしかやらないんですけどね。

2008/08/01

サントリー スーパーブルーダイナミック

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どうやらリニューアルしたらしい、スーパーブルーを買ってみた。

注いでみると、やや薄目の色で泡もちはよくない。
飲んでみると、うーん味ないなあ。うまさ爽快!とあるが、確かにドライな感じだし、のどがすごく渇いていたらゴクゴク飲めて爽快だろう。逆に言うと、じっくり飲むのには適していない。

まあ夏は暑いので、こんな飲み物がいいのかもしれませんね。

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