「最高の人生の見つけ方」
本日の映画
movie-35 「最高の人生の見つけ方」 The Bucket List 2007年米
DIR:ロブ・ライナー
CAST:ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、ビヴァリー・トッド、ロブ・モロー
STORY:同じ病室に入院することになった家族思いの自動車整備士カーターと、傲慢な大富豪エドワードは、そろって余命6ヶ月の宣告を受ける。カーターが書き出した死ぬまでに叶えたいリスト(棺桶リスト)を見たエドワードは、夢を叶えるべく2人で病院を抜け出し人生最後の旅にでようと提案する・・・
☆☆☆☆飛行機の中で見た映画第3弾。
公開された時に見たかったのだが見逃してしまったので、思いがけず見られてうれしい。
自動車整備士カーターは恋人の妊娠で大学中退、ひたすらまじめに働いてきた実直な人物。博識でクイズマニア。家族のことを何よりも大事に思っている。
エドワードは、一代で莫大な富を築いた実業家だが、傲慢で鼻持ちならない人物。一人娘とも絶縁し、孤独な生活を送っている。
決して出会わないはずだったこんな2人が、偶然同じ病室に入院することで、次第に絆を深めていく。はじめはまったくそりがあわず、険悪な雰囲気だったのだが、共に病気と闘ううちに友情が芽生えてくるのだ。
カーターが書いた、死ぬ前に実現したいリスト(棺桶リスト)をこっそり見たエドワードが、すっかり乗り気になってしまい、渋るカーターを引き連れて世界中を旅することに・・・
エドワードは大金持ちという設定なので、自家用ジェットでどこでも行けるし、豪勢な旅になる・・・というのが設定としては大甘すぎる気もするのだが、そううまくはいくはずはなくて・・・
エドワードがカーターのためにと女性を手配したことにカーターが激怒し、またカーターがエドワードのためにと絶縁中の娘の家へと車をまわしてことにエドワードが怒り、といったんは気まずい雰囲気になってしまう。
が、再び入院することになったカーターのもとにエドワードが駆けつけ和解、そこからは展開が早い。
まだ実現してない夢はだいぶ残ってるのになあと思っていたが、それからは次々とクリア。
特に世界一の美女にキスをするというリストの実現は洒落てるし、ラストで最後の項目が達成されるのもにくい演出。
結局2人はなくなってしまうのだが、さわやかなラストである。
嫌われ者だが、やんちゃで憎めないところもある人物を演じたJ・ニコルソンも、誠実で実直な人物を演じたM・フリーマンもさすが芸達者で、2人の演技合戦(というよりもっと自然体に見えるが)は安心して見ていられる。秘書役S・ヘイズもひょうひょうとしておもしろい。
ちょっとほろりときました。
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原題:THE BUCKET LIST
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