「オペラ座の怪人」
本日の映画
movie-40 「オペラ座の怪人」 The Phantom Of The Opera 2004年米英
DIR:ジョエル・シューマカー
CAST:ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソン、ミランダ・リチャードソン、ミニ・ドライヴァー、シアラン・ハインズ、サイモン・キャロウ
STORY:1870年代パリ。オペラ座では仮面をかぶった謎の怪人ファントムの仕業とみられる事件が頻発していた。ファントムを音楽の天使と信じ、彼の指導で才能を伸ばしたコーラスガールのクリスティーヌは代役として新作のオペラの主役に抜擢され、大喝采を浴びる。幼なじみの子爵ラウルと再会したクリスティーヌはファントムに地下へと誘い出されるが・・・
☆☆☆☆アンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカルの映画化。
残念ながらこの有名なミュージカルの舞台は観たことがないが、ミュージカルは大好きなので期待しつつ・・・
ガストン・ルルーの原作も読んだことがあるし、映画も何本か観たが(残念ながらロン・チェイニー版はない)、それらに比べて、このミュージカルはサスペンス、ホラー、ミステリー色よりもかなりロマンス色の強い作品に仕上がっている。
サスペンスを期待して観ると、ちょっと期待ハズレと思うかもしれないし、テンポがのろいと感じるかもしれない。まあこれは、いちいち歌でストーリーが展開するミュージカルの宿命なので仕方ないだろう。
ファントムも今までで一番醜くない顔だったが、ホラーではないからこれでよし。苦悩や悲しみはよく表現されていたと思う。
残念だったのは、ファントム役のJ・バトラーの歌声。自分で歌っている心意気は買うけれど、ちょっと苦しい。ハンサムな怪人でかっこいいんですけどね。
むしろ感心したのは、ラウル役のP・ウィルソン。舞台経験が豊富のようだけど、何せ先に見た「ハードキャンディ」のイメージができあがってしまっていたので、意外だった。甘い歌声でとてもいい。ファンになりそうだ。
そして、E・ロッサム。撮影当時17だか18とは思えない落ち着きぶりで、美しい歌声だし歌唱力もある。オペラの勉強をしていたというだけのことはある。ファントムよりクリスティーヌが主役と言ってもおかしくない活躍ぶりだ。
憎まれ役のカルロッタを演じたM・ドライヴァーは吹き替えだったそうだけど、エンディングテーマは自身で歌っており、オペラじゃなかったら歌えるんですね、この人。
歌の数々、ストーリーも(ラストのお墓の場面まで)ロマンチックで、美しい映画でした。
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