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2008/12/30

【セザンヌ主義】

art-12 【セザンヌ主義】 横浜美術館

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横浜の方に用事があったので寄ってみたのが、この展覧会。
横浜美術館、実に十数年ぶりの来訪である。

ワタクシはセザンヌが好きで、特にサント・ヴィクトワール山の絵があるときけばどこにでも飛んで行くのだが、今回の展覧会は果たしてどうか。

コンセンプトとしては非常におもしろい。

構成は、エピローグ、人物画、風景画、静物画、エピローグの5部構成。
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エピローグ
セザンヌ礼賛・・・ベルナールの絵はかなり印象的だ。
サント・ヴィクトワール山を描くセザンヌを描いたドニの絵もいいですね。

人物画
チケットやチラシの絵の、セザンヌ夫人の画の他の展示。
日本の画家からは安井曾太郎の絵が多いが、まあ影響が感じられなくはないけれど、ん?という絵も多い。

風景画
これというサント・ヴィクトワール山の絵がなかったのがとても残念なのだが、キュビズムのはしりとでもいうべきガルダンヌの絵はなかなかよかった。

静物画
セザンヌに似た静物画がたくさん並べられていたが、やっぱり本家とは違うのですね。
独特の構図と色遣いはやはり真似はできないのだ。

エピローグ
ここに、水浴画がたくさんあったらうれしかったのだが・・・
セザンヌ礼賛ではじまったこの展覧会もドラクロワ礼賛で終了。小さい絵だけれど、絵の具の乗せ方が確かにドラクロワかな。

いろいろな絵が見られてそれなりによかったのだけど、やはりセザンヌ主義というくくりは大きすぎた気がする。あきらかにこれはこじつけだろうという絵も並んでいたし・・・
でもまあ、好きなセザンヌがいくつかでも見ることができたのでよしとしましょう。

これが今年最後の展覧会でした。

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