佐藤隆介『あの日、鬼平先生は何を食べたか-池波正太郎フランス旅日記』
本日の本
book-1 『あの日、鬼平先生は何を食べたか-池波正太郎フランス旅日記』 佐藤隆介著 生活人新書
ワタクシは時代小説はまったく読まないだが、池波正太郎のエッセイは好き。食に関するもの、旅に関するもの。多分ほとんど読んでいると思う。
この本は池波正太郎の書生だった著者が、フランス旅行に同行した記録である。
旅日記なのだが、毎日の食事が克明に記録されていて、これがヨダレ物。毎日おいしいものばっかり!池波正太郎の食べっぷりに驚いてしまう。胃袋が頑丈なんですねぇ。
ということにも驚いたのが、もっと驚くべきことは、旅費が日本で払ったもの(飛行機代など)以外になんと400万円!なんと豪勢な・・・
ちょっと贅沢すぎるんじゃないの?とビンボー人としては思ってしまうけれど、池波正太郎、豪気ですね~
秘書がわりの著者と運転手に怒ってばかりでワンマンだけれど、時にやさしさも見せたりして池波正太郎の人となりが浮かびあがってくるあたりもおもしろい。
池波正太郎が書いたフランス旅行記を先に読んでいた方がより楽しめるので、是非そちらを読んでから!
« キリン 大正のラガー | トップページ | ラガルド ヴァンドペイ ド レロー »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- たかぎなおこ『良いかげんごはん』 (2023.10.02)
- たかぎなおこ『ひとりぐらしも何年め?』 (2023.09.30)
- ボンボヤージュ『旅ボン 台湾・台北編』 (2023.09.28)
コメント