【レオナール・フジタ展】
art-1 【レオナール・フジタ展】 上野の森美術館

あと半月ほどで終わってしまう【レオナール・フジタ展】へ正月早々行ってみた。
おととしの正月、翌日で終わるという、やはり上野の森美術館での【ダリ回顧展】がすごい混みようで結局入れずじまいだったので、早めに出発(休日だというのに早起きしちゃった)。しかも、あらかじめネットでチケットを購入しておいた。
ところが・・・
着いてみると、すいてるじゃん!ぜーんぜん混んでいない。
いささか拍子抜けしたけれど、そりゃあ展覧会はすいてる方がいいですよね。
藤田嗣治というと、おととし、国立近代美術館での【藤田嗣治展】で、多くの作品を見て感激したところだったのだが・・・
【藤田嗣治展】は、エコール・ド・パリ~中南米~日本(戦争画も含む)~再びフランスへ、という流れで、フジタ氏の作風並びに心境の変遷(変化)がよくわかる展覧会だったが、今回の展覧会はどうか。
今回の展覧会は4部構成。
1.スタイルの確立
あの乳白色の絵が出現するまで、である。
はじめは全然フジタ的ではない。人物像がモディリアーニ的だしカラフル。それが、「すばらしき乳白色」の出現で、一気にフジタの世界へと・・・
2.群像表現への挑戦
幻の群像大作4点の一挙公開である。
1992年、フランス、エソンヌの倉庫に無造作に丸めておかれていたのが発見され、6年をかけて修復された4点が日本で公開(2点は初公開とか)された。
大きさもさることながら、多くの人物像・・・争闘の方は、筋骨隆々な人たちなのだが・・・に圧倒される。好みとしては、「ライオンのいる構図」、「犬のいる構図」の方だが、「争闘」2点の方が迫力を感じる。よく描いたなと。
荒々しさを感じたあとに、「猫」の絵でなごむ。ベルナール・ビュフェ美術館所蔵とのことだが、あったかなあ?墨と水彩で描かれたこの絵はとてもやさしいタッチだ。
3.ラ・メゾン=アトリエ・フジタ
エソンヌの田舎で過ごした晩年のアトリエを再現する。
宗教画へと移行していったフジタ氏の心境の変化があらわれたアトリエである。
4.シャペル・フジタ
最後に力を注いだランスの平和の聖母礼拝堂のための習作がたくさん。
ランスに行った際、この礼拝堂の前まで行ったのだが中に入ることができず(閉まっていた・・・)とても残念。これを生で見られたらどんなにすばらしかったことか・・・
この他の宗教画もたくさん展示されていたけれど、やはり礼拝堂の絵が集大成という感じで素晴らしい。
【藤田嗣治展】の補完する意味で是非行くとよいと思う(残念ながらもう少しで終わってしまうが)。
大作4点を見るだけでも十分価値あり!
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