「シリアナ」
本日の映画
movie-7 「シリアナ」 Syriana 2006年米
DIR:スティーヴン・ギャガン
CAST:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、アマンダ・ピート、クリス・クーパー、ジェフリー・ライト、クリストファー・プラマー、ウィリアム・プラマー
STORY:とある中東の小国。CIA工作員のバーンズは、作戦の失敗で干されるが新たな任務が課される。ワシントンの弁護士ベネットは石油企業コネックス社の大型合併を巡る取引をまかされる。エネルギーアナリストのブライアンは息子の事故死をきっかけに小国のナシール王子の相談役に抜擢される。出稼ぎでコネックス社の油田で働いていたワシームは突然解雇を言い渡される。こうして何のつながりもなかったはずの4人が結びつけられる時が・・・
☆☆☆石油利権をめぐる社会派ドラマ。
意欲作だと思う。
この作品でオスカーを獲得したジョージ・クルーニーは製作も兼ねていて、力のこもった演技を見せる。他の演技者も巧者ばかりで見応えがある。
しかし、映画としては難解なのがマイナス点だ。
アメリカ人だったら、この作品の背景を誰もが知っているのだろうか?
残念ながらワタクシは知識が不足していたので、4人のストーリーが結びつくまで理解できない点がたくさんあったし、最後までわからなかったこともあった。
映画は予備知識なしで見るのが断然いいのだけれど、この映画に関しては、ある程度の知識をもって見ることをおすすめしたい。その方が断然楽しめるだろうから。
簡単に使い捨てされる工作員や、貧困からテロリストへと変貌していく若者の悲哀がひしひしと伝わってくるが、なんといっても怖いのは、石油にむらがり、陰謀をめぐらせる腹黒い人々の群れだ。
元CIAの告白本を映画化したものだそうだが、ホントにこんなことが?と思う一方、確かにありそうな話だとも思える。こんなストーリーをよくぞ映画化したものだ。
ジョージー・クルーニーというと、コミカルな演技が楽しい俳優さんなのであんまりそういうイメージはなかったが、意外に硬派なのだなと感心。
「フィクサー」も見るのが楽しみだ。
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nocciさん、コメントありがとうございました。
>意欲作だと思う。
同感です。
世界マーケットよりも米国内を非常に意識して製作されたものだと感じました。
背景を理解していないと辛い映画ですよね。
追伸:
リラックマかわいいですね。
投稿: erabu | 2009/02/20 23:17
erabuさん、こんばんは。こちらにもコメントありがとうございます。
>背景を理解していないと辛い映画ですよね。
ホントそうです。でも背景を理解すること自体、結構難しいですね。
リラックマ、大ファンなんです!グッズがたまって大変・・・
投稿: nocci | 2009/02/21 01:11