リリアン・J・ブラウン『猫は火事場にかけつける』
本日の本
book-14 『猫は火事場にかけつける』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:記録的な干ばつに襲われブリザードが待ち望まれるピカックスでは火事が多発。元新聞記者で今は大富豪のクィラランもボランティアで見回りをする。そんな中、行きつけの古書店主が亡くなり、本が遺言でクィラランに遺されるが、お店が火事で爆発してしまう。
☆☆☆シャムの猫ココシリーズ第23弾。
前々作が低調で前作で復調したと思ったら、あらら、またこの作品は低調・・・
多くの作品に見られるように、今回もまた偶然真相が解明され、突然犯人が現れるという(笑)。そういう謎解きが主となるシリーズじゃないのでいいのはいいのだが、いつもはもっと楽しめるクィラランを取り巻く人々のお話が今ひとつ。何せ登場人物が多すぎて整理できない(ってワタクシの頭がですけど)。地味ながらいい味出してた古書店主は亡くなってしまうし、前作から登場したお金持ちの未亡人はどっかいっちゃうし・・・このシリーズ、え?というタイミングで人がいなくなる(笑)。しかし、それ以上に登場人物が増えつつあり、これじゃ登場人物表でもおいて読まなくっちゃ。ってワタクシの記憶力が悪いせいかも。
もちろん!次作は楽しみにしてますです。
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