リリアン・J・ブラウン『猫は川辺で首をかしげる』
本日の本
book-15 『猫は川辺で首をかしげる』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:元新聞記者で今は大富豪のクィララン。友人がはじめた宿屋に幽霊が出ると聞き、ココとヤムヤムとともに様子を見に行く。幽霊退治はしたものの、川で宿泊客の死体が見つかり・・・
☆☆☆シャムの猫ココシリーズ第24弾。
今回は、クィラランの恋人ポリーが旅行中とあって、時々くる絵葉書でしか登場せず。男友達ができた様子でクィラランはやきもきしたりして、なんだかかわいらしい。
前作より登場人物がぐっと減って(友人の宿屋に泊まりに行ってるため人数が限定されている)、これくらいが読みやすくていいですね。
今回は、ココやヤムヤムの出番が少しだけ増えたのはうれしいけれど、あいかわらず、謎解き部分は弱い。事件解決の部分はさほど枚数をさいておらず、あれ?と思ったらもう本が終わっていたという(笑)。
人が死ぬというだけではミステリーにはならないのだけど・・・
いや、ミステリーとしてではなく楽しめるからいいのか。
« 「恋人はゴースト」 | トップページ | バスペールエール »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- クリス・マクジョージ『名探偵の密室』 (2023.09.06)
- 青柳碧人『むかしむかしあるところに、死体がありました』 (2023.08.30)
- エリー・グリフィス『見知らぬ人』(2023.08.24)
- C・A・ラーマー『マーダー・ミステリ・ブッククラブ』(2023.07.07)
- ボブ・ラングレー『北壁の死闘』(2023.07.05)
コメント