ジェイニー・ボライソー『待ちに待った個展の夜に』
本日の本
book-20 『待ちに待った個展の夜に』 ジェイニー・ボライソー著 創元推理文庫
STORY:ようやく念願かなって個展が開かれることになったローズ。両親も駆けつけ準備が整った個展の前夜、友人エッタの息子が急死。不審な死とあって警察が乗り出してくる。しかし、悲しむ友人のため、ローズも事件に乗り出す・・・
☆☆☆コーンウォールミステリ第4弾。
このシリーズが好きなのは(いつも書いているけど)、コーンウォールミステリ地方が魅力的なこと、主人公ローズがワイン好きなこと、そしてローズのお料理がどれもおいしそうなこと、による。
今回も、もちろんそうした要素は詰め込まれていて気軽に楽しめるミステリだった。
主人公が美人でスタイルもよくて男性にモテモテで、お料理がプロ並みで、絵の才能もあって・・・
というのは少々出来すぎだけれど、すぐに突っ走ってしまうとか、何か言われると反対の行動に出てしまうというのが欠点といえば欠点。
そして、男性に対して素直になれないところも!
元恋人になってしまったピアース警部、とってもいい男みたいなのになあ。なんで進展しないんだ?とこっちがやきもきしちゃう(笑)
次作でどうなることやら・・・
あ、ミステリについては何ら言及しませんでしたね。
ま、いつも通り、ミステリとしては結構ゆるい感じ。こう展開しそうだったのに、そういうオチかという・・・
コージーミステリなのでこれでいいんですけどね。
« 「夢駆ける馬ドリーマー」 | トップページ | 【没後80年 岸田劉生 肖像画をこえて展】 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 有栖川有栖『月光ゲーム Yの悲劇’88』(2024.09.05)
- ブルース・アレグザンダー『グッドホープ邸の殺人』(2024.08.26)
- E・S・ガードナー『偽証するオウム』 (2024.07.13)
- ダシール・ハメット『ガラスの鍵』 (2024.06.22)
- ジャネット・イヴァノヴィッチ『私が愛したリボルバー』 (2024.05.18)
コメント