リリアン・J・ブラウン『猫は銀幕にデビューする』
本日の本
book-22 『猫は銀幕にデビューする』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:ピカックスに60年ぶりにハリウッドから戻ってきたセルマ。ハリウッドではクラブの経営で大成功をおさめた彼女は甥と共同で映画館をつくるという。しかし、セルマの周りでは不穏な事件が相次いで・・・
☆☆☆シャムの猫ココシリーズ第25弾。
今回は、魅力的なキャラが登場。81歳のセルマという老婦人で、ハリウッドで事業に成功したのち、久々に帰郷し、大きなお屋敷を買い取り、映画館を作ろうとする。陽気で元気いっぱい、行動力のあるセルマ。時々このシリーズで活躍する、主人公クィルの探偵助手をつとめる老婦人のセシーリアもいいキャラなのだが、セルマもとても魅力的。
というところが本書の読みどころで、例によってミステリー要素はかなり薄い。犯人もバレバレだし・・・
でも、結末は好きだな。クィラランも感傷的になるラストで、ちょっともの悲しかったです。
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