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2009/07/10

椎名誠『極北の狩人』

本日の本
極北の狩人―アラスカ、カナダ、ロシアの北極圏をいく (講談社文庫)
book-32 『極北の狩人』 椎名誠著 講談社文庫

アラスカ、カナダ、ロシアの北極圏を行くシーナ氏の旅。

極北といえば、なんといっても、本多勝一氏の『極限の民族』。『カナダ・エスキモー』、『ニューギニア高知人』、『アラビアの遊牧民』の三部作からなるルポ。ワタクシがこうしたルポを読むきっかけを作ってくれた本で、特に『カナダ・エスキモー』は何度も読み返している。
シーナ氏のルポはどうか。

シーナ氏も好奇心旺盛で何でも体験してやろうというという人だから、カリブーの肉から、ホヤとり、セイウチの発酵肉まで・・・

アラスカのエスキモー、カナダのイヌイットの話しはよく読んだり見たりするのだけど、シベリアの狩猟民族の話ははじめてで、興味深い。

それにしても、アラスカの蚊はすごくて(ワタクシだったらとても耐えられない)、お酒が飲めないのもつらいし、やっぱり読むだけ、になりそうだ。イッカクが出るまでひたすら待つだけ、という取材も忍耐が必要。
さすがにお酒なし、はシーナ氏もつらそうだけれど、適応能力はスゴイな。

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