リリアン・J・ブラウン『猫は七面鳥とおしゃべりする』
本日の本
book-36 『猫は七面鳥とおしゃべりする』 リリアン・J・ブラウン著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:ピカックスの町が150周年を迎えようとしていた矢先、元新聞記者の大富豪クィラランの土地で男性の死体が発見される。その時刻、飼い猫ココがおそろしいうなり声をあげていた・・・
☆☆☆シャムの猫ココシリーズ第26弾。
すごいですねぇ、このシリーズ。長寿シリーズです。
次第にこのシリーズもミステリー色が薄くなって、だんだん殺人事件なんかもどうでもよくなる展開(笑)。本作でも殺人事件は起きるけれど、これは脇すじで、メインの事件が起こるのかなあと思っていたら、そのまま終わってしまった・・・
いやでも許せるんですね。
おなじみの面々が楽しいし、クィラランとココがどうなったかがわかればいいわけで。
安心して読むことができるシリーズだけれど、ミステリーとしては初期の頃の作品が圧倒的にできがいいわけで、未読の方はまずは最初の方から読んでいただきたいですね。
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