「ナンバー23」
本日の映画
movie-45 「ナンバー23」 The Number 23 2007年米
DIR:ジョエル・シューマカー
CAST:ジム・キャリー、ヴァージニア・マドセン、ダニー・ヒューストン、リン・コリンズ、ローナ・ミトラ、エド・ローター
STORY:動物管理局に勤めるウォルターは、2月3日の誕生日に、妻から「ナンバー23」という殺人ミステリの古本をプレゼントされる。23という数字にとりつかれ破滅へと向かう男の物語だったが、ウォルターも次第に23という数字にとりつかれてしまう。
☆☆☆脅迫観念にとらわれてしまう男の狂気・・・
平凡に暮らしていたウォルターは、妻からプレゼントされた一冊の古本ですっかり狂わされてしまう。
その本とは、子供の頃隣家での殺人事件を目撃したことがきっかけで探偵となったフィンガリングという主人公が23という数字に苦しめられ自殺した女性と関わりを持って以来、その数字にとりつかれ、ついには殺人を犯すというストーリー。
読み進める内に、自分も次第に23という数字にとりつかれ、なんでもかんでも23という数字にこじつけるようになってしまい・・・
同じシューマーカー監督の「8mm」のようなざらついた画面が続く中、ウォルターの不安がどんどんふくらんでいくとともに、見ているこちらも次第に追いつめられてくる。
23という数字はなんなのか?
なぜ23なのか?
とワタクシ的には、23という数字の謎を解き明かしていただきたい、と思ったものの、結末はまったく違った方向へ。奥さんや、奥さんの友達も怪しい感じだったが、実は・・・
ふーむ、こういうオチですか。ミスリードしながら、結局こういうオチとは。
いや、悪くはないのだけど(ラストも後味は悪くはないし)、ワタクシの疑問は解消されずじまい。まあその数字は単なる道具にすぎなかったんだろうけど。
復活V・マドセンは2役の演じ分けがうまいなと思ったが、J・キャリーは・・・
決してコメディだけの人ではないけれど、オーバーアクションがこういうスリラーサスペンスだと、かなり大仰に見えてややミスマッチかな。やっぱりワタクシ的にはコメディーの方が見たいと思うわけです。
※次回更新は9月28日になる予定です。
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原題:The Number 23
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