西村淳『面白南極料理人』
本日の本

book-37 『面白南極料理人』 西村淳著 新潮文庫
だいぶ前から家にころがっていた本なのだが、なんとなく読む機会を逸してしまっていた。
と、映画が公開されると聞いて、そうだ!読もう!と思った次第。
しかし、主人公を堺雅人がやるとは、なんかイメージ違うなあ・・・映画自体はおもしろそうですけどね。
昭和基地から1000キロも離れたドーム基地に仲間8人とともに越冬した記録なのだが、これは相当過酷な体験だったことだろう。寒い、何もない、不便、狭い場所での人間関係・・・
ところが、筆者、かなり軽いノリなのだ。というか、いろいろあったことは伺わせるものの、あえて軽いノリで乗り切ったというか。
どうにも我慢のならない隊員とか、かなり困ったお客さんとか、言葉のはしばしに見え隠れするものの、そんなものをふっとばす豪快さがあるんですね、この方。
そして、最大の武器は料理。
不満の固まりが爆発しそうになっても、おいしいものを食べればみんなニコニコ。その場はうまくおさまる。
足りない材料で(もしくは多く備蓄されすぎた食材で)、みんなの希望にできるだけ添うよう作られたお料理はどれもおいしそう。
続編も読もう。
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