ポール・アルテ『狂人の部屋』
本日の本
book-42 『狂人の部屋』 ポール・アルテ著 ハヤカワ・ミステリ
STORY:100年前に部屋に引きこもっていた青年が怪死して以来、その部屋を開けることのなかったハットン荘。現当主のハリスがその部屋を開けた途端、窓から転落して死亡、部屋の絨毯は100年前の事件の時と同様、水でぐっしょり濡れていた・・・
☆☆☆☆ツイスト博士シリーズ第4弾。
これ、前作よりおもしろい!
昔の不可解な事件、再び繰り返される死、よみがえった死者、不気味な予言・・・
オカルト的要素たっぷりなのだけど、最後にあかされる謎が見事。なるほどねぇ。それぞれにちゃんと意味があったんだな。
3つの死がちゃんと解き明かされる。
ぐっしょり濡れた絨毯の謎は、3つの死それぞれの理由があった、というところなど、とてもよく出来ている。
犯人も意外で・・・
いやしかし、この犯人の用意周到さ、計画の遠大さは驚き!
やっぱりいいなあ、このカー的雰囲気。
次作も楽しみだ。
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