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2009/10/21

「私の中のあなた」

本日の映画
オリジナル・サウンドトラック『私の中のあなた』
movie-50 「私の中のあなた」 My Sister's Keeper 2009年米

DIR:ニック・カサベテス
CAST:キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ジェイソン・パトリック、ソフィア・ヴァジリーヴァ、ジョーン・キューザック、トーマス・デッカー
STORY:白血病の姉ケイトを救うドナーとなるため遺伝子操作で生まれたアナ。アナは幼い頃からケイトのため何度も犠牲を払ってきたが、11歳になった今、姉への腎臓の提供を拒んで、弁護士を自分で雇い両親を訴えた。親子は法廷で対決することになるが・・・

☆☆☆☆ジョディ・ピコーのベストセラー小説の映画化。

出だしからショッキングな展開だ。
アナは、姉を救うため、生まれながらにしてドナーとなるべく遺伝子操作によって生まれ、何度も何度も手術を受けたり、臓器の提供をしたりしてきた。そのアナが、もうこれ以上はイヤだ、自分の体は自分で守ると、親を訴えるのである。

母サラはショックを受ける。ケイトのためなら家族みんながなんでもすると思っていたからだ。
白血病のケイトを救うため、弁護士という職をなげうち、ひたすらケイトの看病をしてきたサラ。娘のために、ドナーとなる子供をもうけ、髪の抜け落ちたケイトが外に出るのを嫌がれば、自分も髪をそってしまうという、激情的な性格の女性。意志の強さはすごい。

ケイトのためとはいえ、妹サラにつらいドナーとしての宿命を負わせるわけで、いくら娘のためとはいえ、共感できにくい部分もある。
娘を愛するが故なのだが、何もそこまで・・・と思ってしまったが、映画が進行していくうちに、その悲しみと深い愛情もわかってくるのである。

そして、姉思いのアナが、なぜここにきて腎臓の提供を拒んだのか。提供を拒めば、姉が死んでしまうことは確実なのに・・・
やがて、その本当の理由が明かされるわけだが、明らかになった時、涙を流さざるを得ない。
そして、姉ケイトが胸の奥に秘めた思いも同時に明らかになり・・・なんともやるせない気持ちになる。

サラ役のC・ディアスは初の母親役ということで、ほとんどすっぴんでの熱演。いつまでもロマンティック・コメディに出ているわけにもいきませんからね。新境地開拓となったのではないだろうか。
アナ役のA・ブレスリンは、やっぱりうまいな。この年でこの落ち着いた演技はすごい。
しかし、ケイト役のS・ヴァジリーヴァ、はじめて見たけれど、これまたうまいのだ。病魔に負けそうになりながら、でも気丈にふるまう姿がリアル。

ケイトの恋人を演じたのは、どっかで見たことあるなあと思ったら、「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクル」でジョン・コナー役をやった俳優さんだったんですね。
判事役のジョーン・キューザック、久々に見て(ちょっと年取ったけれど)、やはり脇でいい味を出しているし、すっかり太めになっちゃったA・ボールドウィンも貫禄。

ケイト、妹、弟、母、父、おばさん、と家族みんながお互いを思いやる気持ちがすばらしく、だからこそ悲しい物語でありました。
(原作の結末は違うと聞いたので、映画観賞後調べたのですが、ワタクシは映画の結末の方がすきです。)


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