ポール・アルテ『七番目の仮説』
本日の本
book-49 『七番目の仮説』 ポール・アルテ著 ハヤカワ・ミステリ
STORY:ペスト患者として下宿屋から運び出される途中で忽然と姿を消した青年。すぐあとに、巡回中の巡査が異様な姿の人物に遭遇。言われたとおりゴミ箱のふたをあけるとそこには青年の死体が・・・
☆☆☆ツイスト博士シリーズ。
またもやこのシリーズ、奇妙な幕開け。
何世紀も前のペストの医者の格好をした男達、消失したと思ったらあらわれる死体・・・
と、この序章はあっさり終わってしまい、第2章からは別のお話が。
最終的には序章ともつながっていくのだけど、しばらくは、いかにもこちらをだましてるぞというお話が続く。いかにも怪しい雰囲気なのだけど、これまた何重構造にも構築されたストーリーで、やっぱりだまされましたね。
登場人物はすくないので、犯人の選択肢はあまりないのだけれど、犯人の周到さには恐れ入るばかり!怖いなあ、この犯人。
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