「君のためなら千回でも」
本日の映画
movie-55 「君のためなら千回でも」 The kite Runner 2007年米
DIR:マーク・フォスター
CAST:ハリド・アブダラ、ホマユン・エルシャディ、ゼキリア・エブラヒミ、アフマド・ハーン・マフムードザダ
STORY:ソ連侵攻前のアフガニスタン。裕福な家の少年アミールと召使いの息子ハッサンは親友同士だったが、不良の襲われたハッサンをアミールを助けなかったことから亀裂が生じてしまう。やがてソ連が侵攻し、アメリカに亡命し成長したアミールのもとに、父の親友から電話が。危険な故郷へと向かうとアミールだったが。
☆☆☆☆アフガニスタン出身のホッセイニ原作のベストセラーの映画化。
アミールは、臆病な少年。父親からも疎外されていると思いこみ、屈折気味。
一方、召使いの少年ハッサンは、明るく快活、いじめられるアミールを得意のパチンコで守っている。
対照的な2人は身分の差を超えて親友同士だったのだが、ある事件をきっかけに友情に亀裂が入ってしまう。
というよりは、アミールがハッサンを一方的に遠ざけてしまうのだ。
ひどい仕打ちをするアミールにも盲目的な友情をささげるハッサンだが、それがアミールには重荷で、またハッサンが自分に欠ける資質をもっていることへの屈折した思いから、ハッサンとの友情を壊してしまう。
成人したアミールは、結婚し、本も出版、幸せに暮らしていたが、ハッサンとのことがずっと心の傷となっており、故郷からの電話で、ハッサンの息子を救うため向かう。父の親友の「まだやり直す道はある」という言葉を実践するために・・・
ここに至っても、弱虫は治っていないアミールだったが、最後の最後に勇気をふりしぼり、ついに目的を果たす。
きっと、アミールの心の痛みも、ハッサンの息子の心の傷も次第に癒えていくだろうという、ラストシーンは感動的。序盤から何度か出てきた凧揚げがここでも効果的に使われる。そして、2度目に出てくる「君のためなら千回でも}という台詞も少々クサイがいいですね。
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