東海林さだお『偉いぞ!立ち食いそば』
book-57 『偉いぞ!立ち食いそば』 東海林さだお著 文春文庫
待ってました!ジョージ君の本!
ショージ君の本は大好きなので即買いなのだけど、じーっと文庫になるまで待ってるのです(笑)。待たずに読めばいい気もするんですけどね。
で、この本は、オール読物の連載の方。
こちらの連載本は、丸かじりシリーズとは違って「食」に関する以外のエッセイも入っていて、例えば今回でいうと、宝塚を見に行く(場違いな感じがしていたのに、案外はまるショージ君)とか、水道の水を沸かしただけなのに温泉といつわっていたことが発覚した旅館に泊まりに行く(で、温泉の素を入れてはいってみたり)とか・・・笑える企画もたくさんなのだけど・・・
やっぱり「食」に関するエッセイがおもしろいんですね。
冒頭の奥の細道をたどりつつ、全部で24個の駅弁を食べるというのもスゴイが(駅弁女王?小林しのぶさんも同行)、なんといっても今回一番おもしろかったのは、立ち食いそばメニュー全制覇企画。
なかなかこういうこと思いつかないですよねぇ。馬鹿馬鹿しいと言えば馬鹿馬鹿しいけれど、楽しい。1日1そばで約1ヶ月で終わる予定のところ、結局店内改装で座り席になってしまったため未完で終わるのだけど、この中途半端さも笑える。
へー、しかし立ち食いそばっていろいろなメニューがあるもんですね。
今まで1回しか入ったことがなく、それも着席して食べたので厳密には立ち食いじゃなかったし・・・
春菊天そばが絶賛されているのを読んでワタクシも食べてみたくなりました。
ふと思いついたのだけど、家で、全制覇企画をやってみようかな?←馬鹿馬鹿しいか・・・
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