「かわいい毒草」
本日の映画
movie-7 「かわいい毒草」 Pretty Poison 1968年米
DIR:ノエル・ブラック
CAST:アンソニー・パーキンス、チューズデイ・ウェルド、ビヴァリー・ガーランド、ディック・オニール
STORY:デニスは放火により叔母を焼死させた前科があり保釈中であることを隠し、小さな町の化学工場に勤めていた。妄想癖のあるデニスは自分はCIAだと名乗り、親しくなった女子高生のスー・アンとともに、工場を爆破する計画をたてるが、スー・アンが警備員を殺してしまい・・・
☆☆☆本当に怖いのはどちら?
A・パーキンス、はじめの登場場面から不気味。
デビューしたての頃はたよりないひょろっとした青年役が多かったように思うが(せいぜいマザコンっぽい役とか)、「サイコ」以降すっかり、それこそサイコ的な役柄ばかりになってしまった。
この映画でも、妄想癖のある異常性格者役で、怖い。
ところが、女子高生スー・アンに目をつけ、親しくなっていくところから物語は思わぬ方向へ・・・
ラストのA・パーキンスは哀れ。うまく術中にはまってしまったデニスは、逃れようのない泥沼にはまってしまうのだ。それでもすべてをあきらめたデニスは穏やかな表情に・・・
一方、デニスの上手をいく人物・・・デニスを破滅においやる・・・は、さらに別の獲物をとらえる、それを監察官がじっと見張るというところでジ・エンド。
デニスなんて、かわいいもんです、この「犯人」に比べれば・・・
A・パーキンスもぴったりの役なのだが、チューズデイ・ウェルド(「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」ではセクシーな役だった)も小悪魔的な役がぴったり。高校生には見えないけど。
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