「ジャケット」
本日の映画
movie-15 「ジャケット」 the Jacket 2005年米
DIR:ジョン・メイバリー
CAST:エイドリアン・ブロディ、キーラ・ナイトレイ、クリス・クリストファーソン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ケリー・リンチ、ブラッド・レンフロー、ダニエル・クレイグ、スティーヴン・マッキントッシュ
STORY:1992年湾岸戦争で重傷を負い、記憶障害を抱えることになったジャック。ヒッチハイクの途中、車の故障で立ち往生している親子を助けた直後、若い男の車に乗ったジャックは事件に巻き込まれ、警官殺しで精神病院へと送られてしまう。矯正治療を受けるジャックは2007年にタイムスリップして・・・
☆☆☆SFサスペンスとでもいおうか・・・
見始めて30分くらいは映画の方向性が見えず、全然おもしろくなかった。途中で見るのやめようと思ったくらい。
頻繁に出てくるフラッシュバックの映像も疲れるだけだし・・・
と、主人公ジャックが未来へタイムスリップするあたりからぐんぐんおもしろくなった。
うーん、やっぱり映画は最後まで見なくちゃね。
ジャックは未来と現在を行き来できることを利用して、なんとか過去をかえようとする。
未来で自分が(現在の)4日後に死ぬ運命にあることを知るのだが、自分の死の真相を探るとともに、周囲の人が不幸になるのをなんとか阻止しようとするのだ。この展開がミステリアスでいい。
なんとか目的を果たした彼が、最後の力をふりしぼって飛んだ未来では・・・
幸福感に包まれるラストで、気分よく見終えることができた。
もっとも、それも夢だったのか幻だったのか。真相はわからないが、いいエンディングだ。
そして、この映画、キャストがいいんですねぇ。地味だけど。
オスカー俳優A・ブロディはあの情けな顔がこの役にあってるし、キーラも雰囲気はいい。
クリストファーソン、J・J・リー、K・リンチなど演技派が脇を固めていて、しかも、ボンド氏、D・クレイグまで!でもこの役のクレイグは、役作りなんだろうけれど、ただのおじさん(笑)。
悲しかったのは、名前も与えられない若者役のブラッド・レンフロー。
「依頼人」では将来有望だったのに、薬などのトラブルですっかり低迷、25歳の若さで亡くなったしまったんですね。見る影もなくて、見ていてつらかった・・・
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