【ルノワール~伝統と革新展】
art-8 【ルノワール~伝統と革新展】 国立新美術館
この展覧会、もうすぐ終わってしまうということで行ってきました。
ワタクシ、ルノワールはそんなに好きな画家ではないのだけど、まとまって展示されるとあれば見てみなくてはという気に。
混んでるかなあと思って行ってみると、まあそれなりの混雑。もうちょっとすいてると見やすいんですがね。でも、この美術館は、空間がゆったりしているからそれほど圧迫感はなし。
第1章 ルノワールへの旅
ルノワールというと、裸婦、女性像というイメージなのだが、案外いろいろな絵があるなと。
風景画というイメージはあんまりなかったのだけれど、へえ、意外といいじゃないですか。ルノワールの風景画、見たことないわけではないけれど、今まであまり印象になかったので・・・
この第1章で一番気に入ったのは、「ブージヴァルのダンス」。「田舎のダンス」、「都会のダンス」と並ぶダンスシリーズ。この3作いずれも好き。ブージヴァルのダンスのモデルの女性は、ふーん、ユトリロの母、シュザンヌ・ヴァラドンだったんですね。今まで知らなかった・・・
第2章 身体表現
ある意味、このパートが一番ルノワールらしいのだろうが、ワタクシの一番苦手とする分野。
いや、別に裸婦像が悪いというわけではないのだけど、周囲と同化しそうな線や、色の置き方が・・・
あの、ぼわぼわっとした感じが苦手だったのだけど、まとめて見てみると案外いいかも。
第3章 花と装飾画
これまた、ルノワールって静物画とか装飾画というイメージはなかったのですが・・・
思い起こしてみると、人物画の背景の装飾は結構きれいなんですね。
でも、静物画はちょっと微妙・・・
第4章 ファッションとロココの伝統
おお、ようやく出会えた・・・
「レースの帽子の女」。去年秋、ポーラ美術館に行った際、貸し出し中で見られなかったので。
晩年の作も数点あったのだが、やっぱり晩年の作品は溶けてるなあ。周囲に埋没しそう。足がとけてる・・・
やっぱりもうちょっとはっきりした絵の方がいいなあ。
光学調査を元に、技法を解明しようとする試みが新しい展覧会でした。
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