【マネとモダンパリ展】
art-9 【マネとモダンパリ展】 三菱一号館美術館
4月6日にオープンしたばかりの美術館。仕事帰りに早速行って参りました。
混んでるなーと入り口を横目で見つつ、まずは食事をして戻ってみると、やっぱり混んでる!
仕方ないですね、開館したばかりですし・・・
ようやくチケットを買って3階までエレベーターであがり、鑑賞スタート。おー、中も混み混み。ちょっとテンションが下がります・・・
Ⅰ スペイン趣味とレアリスム
こうしてみると、マネも結構エキゾチックな絵を描いてますね。
闘牛、スペインの舞踏家などなど・・・
一度見てみたかった「死せる闘牛士」もきていてうれしい。この絵、当時評判が悪く、自身でカットしたらしい。「死せる闘牛士」は下半分。ハッとさせられる絵。
今回、オルセーからだいぶきていて、これ見たことある!というのが結構あったが、「エミール・ゾラ」の肖像もその一つ。後ろに、オランピアが小さく書かれている横に、なんかお相撲さんみたいな絵が・・・
マネ、日本の浮世絵に感心があったというけれど、なぜお相撲さん??
そうそう、「カラスの頭部と犬の習作」には漢字みたいな字も書いてありましたっけ。
「オランピア」の習作も。完成作品と全然違ってましたね。「オランピア」のモデル、ムーランを描いた他の絵もきてました。
Ⅱ 親密さの中のマネ 家族と友人たち
マネは人物画をたくさん描いていて、それも家族や友人をモデルにした絵が多い。
このパートでのみものは、やはり一部屋を占めていた、ベルト・モリゾ(マネの弟と結婚した画家)だろうか。今回の展覧会のポスターの絵もモリゾでしたね。
モリゾは、黒の服が似合う女性でよく着ていたらしいが、そうでなくとも、マネって黒が多い気が・・・パッと目に入る色が黒なのだ。
友人のために描いた本の表紙、挿絵(版画など)もちっちゃな作品ながら味があって、なかなかよい。フランス国立図書館っていっぱい持ってるんですね。
Ⅲ マネとパリ生活
パリの街の開発が進み、活気づいていた時代。
マネや同時代の画家の絵とともに、その頃の建築図面や、写真などの展示もあり、興味深い。
マネは、1880年代、50代の若さでなくなっているが、晩年は静物画などを多く描いたらしい。
正直、マネというと静物画のイメージはなかったのだが、今回きていた作品、どれもよかった。題材として好んだというシャクヤク、牡蛎、りんご、レモン。
猫の絵もかわいらしくて、Tシャツが欲しくなってしまった・・・(結局購入はせず)
美術館自体も、昔の建物の完全復元を目指したとかで素敵。古い感じにできあがっているのはすごい。
小さい部屋がたくさんある構造なので、趣はあるけれど、混雑すると結構大変かも。
今度は、もうちょっとすいてる時に行きたいですね←贅沢な希望・・・
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