「最高にしあわせ」
本日の映画
movie-26 「最高にしあわせ」 The Happiest Millionaire 1967年米
DIR:ノーマン・トーカー
CAST:ジョン・デヴィッドソン、トミー・スティール、グリア・ガーソン、フレッド・マクマレイ、レスリー・アン・ウォーレン、ハーマイアニ・バドリー、グラディス・クーパー、ジェラルディン・ペイジ
STORY:アイルランドからやってきたジョンは、フィラデルフィアの大金持ちビドル家の執事になった。ビドル氏はワニを飼ったり、娘コーデリアにまでボクシングをさせるなど変わり者。伯母は見かねてコーデリアを寄宿学校に入れるが、彼女はタバコ会社の御曹司アンジーと恋に落ちる。
☆☆☆ディズニー産のミュージカル。
最近、古い映画を発掘する企画?を勝手にやっていたのだが、これもその一環。
いやー、トミー・スティールのミュージカルって貴重でしょう。一番有名なのは、「心に繋ぐ六ペンス」だと思うが、5本くらいしか映画に出ていないんじゃないだろうか。今も健在なのかなあ・・・特にファンってわけではないのだけど、おもしろいキャラであることは確かだ。
で、このミュージカル、いかにもディズニーっぽい。
展開もそうだし、出ている人たちも・・・
フレッド・マクマレイが出てくると、まさにディズニー映画!「フラバァ」とか・・・
「メリー・ポピンズ」の家政婦さん役の女優さんも出てたし。
意外な配役は、母親役がグリア・ガーソンだったこと。「ミニヴァー夫人」、「心の旅路」、「キュリー夫人」などよかったなあ。言われないとわからなかったのがちょっと悲しいけれど、ちょっぴり踊ったり歌ったりしてうれしい。
そして、「スパイ大作戦」で有名になったレスリー・アン・ウォーレンが娘役。これ、自分で歌ってるのかな?
そうそう、後年、「バウンティフルへの旅」でオスカーをとることになるジェラルディン・ペイジがアンジーの嫌みな母親役で歌っているのもびっくりだった。
とまあ、キャストが懐かしいなあとみていたのだが、筋立てはコミカルだし、みていて楽しい。若干長いかなという気もするし、歌も平均的で突出しているものはないけれど(トミー・スティールはやっぱりいい)、安心して見られる旧式のミュージカル。やっぱり、ミュージカルはこうでないと。リアリティは必要でないというのがワタクシの持論である。
これ、コーデリア・ビドルの自伝小説を基にしているそう。
だいぶ誇張はしているんだと思うけど、変わった家族だぞ。
« キリン 休む日のAlc.0.00% | トップページ | アサヒ クールドラフト(リニューアル) »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「フローズン・リバー」(2024.11.06)
- 「屍人荘の殺人」(2024.10.07)
- 「127時間」(2024.09.07)
- 「パーフェクト・ゲッタウェイ」(2024.09.02)
- 「ゆるキャン△」(2024.08.28)
随分と遅れたコメントで申し訳ありません。
スティール氏は本国の舞台で2年前にミュージカル「Dr.ドリトル」、昨年(2010)秋にも「クリスマス・キャロル(スクルージ)」に主演しています(現在74才)。アイドル時代の音楽映画が結構な数、英国でリリースされていますが、「フィニアンの虹」以降の映像作品では
サヴォイ・オペラ「ロンドン塔の番人」
http://www.youtube.com/watch?v=aQh04-STjmU
シェークスピアの「十二夜」(歌う役です)
http://www.youtube.com/watch?v=7phG6hSFALo
等があります。(リンクが不適切でしたら削除なさって下さい)
「最高にしあわせ」は学生時代に友人と「バイ・ヤン・パン・パン」を真似して踊った懐かしい作品です。
投稿: リチア | 2011/02/06 19:06
リチアさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そうですか。トミー・スティール氏もしっかり活躍してるんですね。
何せ、スティール氏のミュージカルといえば、この作品と、「心に繋ぐ六ペンス」、「フィニアンの虹」しか見たことがないのです。日本には入ってきていないものがあったんですね。
今や知ってる人も少ないのではないでしょうか。残念なことです。個性的な俳優さんですのに・・・
投稿: nocci | 2011/02/06 22:27