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2010/06/06

【ボストン美術館展】

art-10 【ボストン美術館展】 森アーツセンターギャラリー

もうすぐ終わってしまう・・・
ということで、ボストン美術館展に行って参りました。
森アーツセンターギャラリー、はじめてである。

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四ッ谷~六本木1丁目経由で行ったので、案外歩いて、着いた時にはぜいぜい。
チケットを買い、高速エレベーターに乗って52階まで。
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ボストン美術館、ただいま改装中ということで、あちこち巡回中らしい。

Ⅰ 多彩なる肖像画
なんといっても、レンブラントの全身肖像画だ。
レンブラントは生涯3対しか全身肖像画しか残さなかったらしい。
そうか。確かに、思い起こしてみると、半身がおおいんですね。
「草上の昼食」「オランピア」のモデルとなったムーランの肖像画もあり。この2作のモデルになった時より少し年代がたってからの肖像画、という印象だった。

Ⅱ 宗教画の運命
スルバランの2作品もよいけれど、やはりエル・グレコだろうか。
ミレーの「刈り入れ人たちの休息」という作品は、農耕風景という感じで宗教画ではない気がした。

Ⅲ オランダの室内
わずか4作品の展示。
やっぱりピーテル・デ・ホーホの作品がみもの。

Ⅳ 描かれた日常生活
だんだん、印象派っぽくなってきた。
ドガの「田舎の競馬場にて」は構図がおもしろい。
ミレーの「馬鈴薯植え」、「刈り入れ人たちの休息」より、落ち着いた色彩でよろしい。
コロー、ルノワール、モネも、もちろんよい。

Ⅵ モネの冒険
Ⅴより先にこちらのコーナーが。
うーん、このセクション最高ですね。モネ、とってもいいです。
ワタクシ、モネの積みわらの絵があると聞くとどこへでも行くのだけど、2作品もきていてうれしい。これまたたくさん描いたという、ルーアン大聖堂の絵も1点。正直、たくさんある(30点近くか?)ルーアン大聖堂シリーズ、あまり違いはわからないのだけど、今日見たのは割合しっかり描かれている方だと思う。

Ⅴ 風景画の系譜
風景画好きとしてはうれしい。
一番好きなのはコンスタブル、そして、次がコロー。カナレットもいいかな。

Ⅶ 印象派の風景画
Ⅵに続いてのクライマックス。
パンフに載ってる「ゴッホ」の色彩あざやかな絵もいいけれど、ピサロの方がおちついてよいかも。

Ⅷ 静物と近代画家。
4作品の展示。
フアン・グリスは今日知った画家だが、作風はブラックに限りなく近い。
この中では、ファンタン=ラトゥールのがダントツ一位。

超有名な作品はなかったけれど、印象派が充実していて見応えありました。
もうすぐ終わってしまうけれど、是非!

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