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2010/07/28

塩野七生『海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 6』

本日の本
海の都の物語〈6〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)
book-35 『海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 6』 塩野七生著 新潮文庫

とうとう最終巻の6巻目。
ついに読み終えた~
いやー、これおもしろかったです。ヴェネツィアを旅する際には是非読んだらいいと思いますよ。

最終巻のテーマは、ヴェネツィアの死。

さすがのヴェネツィアもトルコとの戦い、イギリスなどの台頭によって、次々に交易拠点を失うこととなり徐々に衰退していく。
すぐれた政治力も次第に古びてきて、世の中の発展についていけなくなったのである。

すっかり衰退したあと、一時的に平和な時が訪れ、芸術の発達をとげるものの(ヴィヴァルディ、カナレットなど)、とうとうナポレオンに滅ぼされる時が・・・
長きに渡ったヴェネツィア共和国の終焉である。

ちょっとあっけない幕切れではあるけれど、こんなにも何も持たなかった都市国家が、こんなにも長く続いたことは驚き。

いやー、読み応えありました。

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