【ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界展】
art-14 【ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界展】 Bunkamuraザ・ミュージアム

オルセーを見た後、渋谷に移動し、こちらも見て参りました。
初日だったし、やはり版画というのは近づいて見ないと細部まで見えないものだから、結構混雑。オルセーほどじゃなかったですけど。
第1章 雄大なアルプス山脈の賛美と近郊の田園風景への親近感
ブリューゲルというと、寓意画や、庶民の生活を描いた絵というイメージがあるのだけど、こんな風景画もたくさん残してたんですね。
なんか新鮮。風景画のイメージはまったくないのだけど、細かな細部が風景画にもいかされていてなかなかよい。
第2章 聖書の主題や宗教的な寓意を描く
ここからがブリューゲルの本領発揮!
7つの徳目シリーズもおもしろいのだけど、やはり罪源シリーズでしょう。
ボスに接近しようとしたというだけあって、ボスのようなグロテスクさ満載。かつユーモラスで、細部までじっくり見たい作品の数々である。
第3章 武装帆船やガレー船の驚くべき表現力
ここのパートもブリューゲルらしくないイメージ。
まあでもアントワープは交易で栄えた街だったわけで、こういう絵を描いたとしても不思議はない。
そして、船の絵、とても細かいのだ。迫力もたっぷりである。
第4章 人間観察と道徳教訓の世界
ブリューゲルといえば風刺画にも本領を発揮した画家。
人間の愚かさを辛辣に表現した作品の数々は、とってもおもしろい。
第5章 諺を通じて知る「青いマント」の世界
このパートはブリューゲル作品が2つだけ。
ブリューゲルじゃないものは、緻密さが足りないという感じもするけれど、いろんな諺がつまった絵はいつまで見ていても飽きない。
ブリューゲルの作品では、「大きな魚は小さな魚を食う」が印象的。見れば見るほど不思議な絵である。
第6章 民衆文化や民話への共感
民衆の生活を描くのもブリューゲルの得意技。
農民の祭り、縁日など、活気にあふれた画が並ぶ。生き生きとしていてよろしい。
第7章 四季や月暦表現で綴る市民の祝祭や農民の労働
ここではブリューゲルは2作品。
季節ごとの行事や労働を描く四季シリーズはブリューゲルだけではなかったよう。
でも、ブリューゲルの作品はいい意味で遊びがあってやはりおもしろいんですね。
版画というと地味だけれど、ブリューゲルの作品はユーモアたっぷりだし、じっくり見れば見るほど発見があっておもしろいので、是非!
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