「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」
本日の映画
movie-42 「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」 Millennium:Part1-Men Who Hate Women
2009年スウェーデン・デンマーク・独
DIR:ニールス・アルデン・オプレヴ
CAST:ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、スヴェン=ベルティル・タウベ、イングヴァル・ヒルデファル
STORY:社会誌「ミレニアム」の発行人ミカエルは、大物実業家を告発した記事で有罪判決を受け失意の中、大財閥ヴァンゲルグループの前会長から、40年前に姪が失踪した事件の調査を頼まれる。ミカエルの身辺調査を行った天才ハッカーのリスベットは事件の重大な手がかりをつかみ、2人で真相の究明にあたるが・・・
☆☆☆☆世界中にセンセーショナルを巻き起こしたスウェーデンのミステリの映画化。
昨年、日本でも話題になったミステリ第1作目の映画化である。作者ラーソンはこの3部作を書いたあと、50歳の若さで急死してしまった。
本を先に読むか、映画を見るか、迷ったが映画を先に見ることに。
いや、これなかなかスゴイミステリだ。
いろいろな要素を詰め込みすぎという感じもするが(本ならいいのかもしれないが、映画にすると尺が限られるので)、金持ち一家の暗い秘密、聖書ネタ、ナチス、ハッキング、暴力・・・
もちろん、謎解きもあって、これはミステリファンならば楽しめる。
ヒロイン、リスベットがある手がかりから、つながりのなかったはずの殺人の連続性に気づき、ミカエルは地道な捜査でじわじわと真相に迫る。あっという間の150分だった。
いや、しかしこれは見る人を選ぶかな。真相はおぞましいものだし、ヒロインが酷い目にあうし・・・
なんといっても、ヒロインのリスベットが強烈。
身長150センチと小柄で、鼻ピアス、背中にはドラゴンの刺青。社会に背を向けて生きる彼女も、ミカエルには次第に心を開く。
幼い頃の不幸が彼女をそうさせているらしいが、まだこの1話では詳しくは語られない。
2作目、3作目に期待である。
ラストには救いがあるし、リスベットやったね!という感じなのだが、真相が真相だけに気分は晴れない。見終わって気分は重くなった。
が、是非続編は見てみたい。
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