【カポディモンテ美術館展】
art-16 【カポディモンテ美術館展】 国立西洋美術館
シャガールの次は、イタリアルネサンス&バロックでお口直し。
少々くたびれてはいたけれど、来週には終わっちゃうしということで、えいやと見てきました。
いやー、見てよかったです。
かなり地味でマイナーな展覧会だし、超有名な作品があるわけでなし・・・
作品数は少なかったけれど、じっくり見ることができた。
Ⅰ イタリアのルネサンス・バロック美術
ジョルジョ・バザーリ(絵も描いたんですね)、ブロンツィーノ、エル・グレコ(今回きていたのはあまりグレコっぽくなかった)、ティツィアーノなどが並ぶ中、やはり見ものはポスターになっている2作品。
パルミジャーノの「貴婦人の肖像」と、グイド・レーニの「アタランテとヒッポメネス」。
「貴婦人の肖像」、ポスターで見ていた時は気づかなかったのだけど、黒テンの襟巻き?をかけてたんですね。
高貴な感じがするのだけど、高級娼婦を描いたとも言われているらしい。不思議と引きこまれる絵だ。
「アタランテとヒッポメネス」はヒッポメネスがヴィーナスにもらった金のりんごを投げて競争に勝とうとする場面がちょっとユーモラス。筋肉のねじれも含めて躍動感のある作品。
その他、聖書に題材をとった作品、ギリシャ神話に題材をとった作品の数々をじっくりと鑑賞。
Ⅱ 素描
ここのパートはさらっと。
パルミジャーノ、ジョルダーノなどだが、素描なので、それほどじっくりと見るものでもないので・・・
Ⅲ ナポリのバロック絵画
なんといっても、「ユディットとホロフェルネス」がインパクトあり。
ジェンティレスキの方はまさに首を切り落とすところ、プレーティの方はもう切り落としたところ。うーん、ジェンティレスキの方が怖い。
イタリアはこのテーマが好きなようで、夏の旅行でもたくさん見たのだった。
眠るヴィーナスのテーマも2作品あり。ジョルダーノの方がいいかなあ。
聖アガタも2作品。痛ましい絵でもの悲しい。
イタリア絵画、宗教絵画が好きな方は是非!
もう少しで終わってしまいますので。
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