「アリス・イン・ワンダーランド」
本日の映画
movie-47 「アリス・イン・ワンダーランド」 Alice In Wonderland 2010年米
DIR:ティム・バートン
CAST:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ、クリスピン・グローヴァー
声の出演:アラン・リックマン、マイケル・シーン、ティモシー・スポール、バーバラ・ウィンザー
STORY:19歳になったアリスは不思議の国(ワンダーランド)での記憶をすっかりなくしていた。ある日、好きでもない相手からプロポーズされたアリスは混乱、うさぎに導かれるまま穴に落ちてしまう。そこは赤の女王に支配され暗黒と化したワンダーランドだった・・・
☆☆☆不思議の国のアリスの後日談というか・・・
実は、複数の友人からおもしろくないよと言われて、映画館はスルーしてしまったのだけど、飛行機で見てみた。
おや?案外悪くないぞ。
ま、感じ方はそれぞれですからね。
T・バートン的キモワル世界はやや控え目だし、ナンセンス度も低い気がするけれど、ディズニー映画だから仕方ない?子供向けを意識したのだろうけれど、バートン監督にはもっと自由に造ってほしかった・・・
まあでも不可思議な感じは出ていたし、なんといっても出演者のはじけっぷりが楽しいのだ。
ジョニー・デップはやりすぎなほどはしゃいでいるとも言えなくないが、楽しそう。バートン映画に出ると、一番しっくりくるんだなあ、ジョニデ。この役作り、「チャーリーとチョコレート工場」にそっくりな気もしたが・・・
赤の女王のH・B・カーターも怪演。これまたT・バートン映画では楽しそう。できるだけ誇張しておもしろおかしく演じてる感じ。「眺めのいい部屋」の頃にはまったく想像できなかった。
A・ハサウェイも結構はじけてる。
わざとわざとらしく演じてるなというのがわかってニヤニヤクスクス。
という3人(プラス、C・グローヴァーもおかしかった)はおもしろかったのだけど、主役のM・ワシコウスカがねぇ・・・
ちょっと一本調子すぎるというか、まじめすぎるというか。少々残念。
ラストは、アリスが自分で自分の人生を切り開こうというところで終わっていて、これも世相の反映?
原作をもとにT・バートンが造った物語だからいいのだけど、ファンタジックに終わってほしかった(好みの問題だけど)。
飛行機の中なのでもちろん2Dだったけれど、3Dでもなくてもいいんじゃ?と思いました。
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