「イントゥ・ザ・ワイルド」
本日の映画
movie-48 「イントゥ・ザ・ワイルド」 Into The Wild 2007年米
DIR:ショーン・ペン
CAST:エミール・ハーシュ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハート、ジェナ・マローン、キャサリン・キーナー、ヴィンス・ヴォーン、クリステン・スチュワート、ハル・ホルブルック
STORY:大学を卒業したクリスは預金全額を慈善団体に寄付し、誰にも行き先を告げずにヒッチハイク、アラスカへと向かう。途中いろいろな人々とのふれあいを経て、ついにアラスカの荒野へ。一方、残された家族は彼の無事を祈るが・・・
☆☆☆実話の映画化。
なぜ彼はアラスカに向かったのだろう?
と、ずっと思いながら見ていた。
ヘンリー・ソローや、ジャック・ワイルドにあこがれて、らしいのだけれど、でもなぜだろう。
両親の不仲などの悩みから、自分を見つめ直したかったという、自分探しの旅だったのかもしれない。
けれど、彼はあまりに無知で、あまりに無謀だった。
アラスカで最終的には、ついに彼なりの真実にたどりつくのだけれど、その時はすでに・・・
ラストは悲しくて、しゅんとなってしまった。
共感できない部分も多いのだけれど、これも若気の至りかなと。
アラスカに至るまでのいろいろな人とのふれあいがいい。
ヒッピー崩れの男女(K・キーナーがいい)、男気のある農場主・・・
その中でも、家族を事故で亡くして以来、自分の殻に閉じこもり、世捨て人のように暮らす老人(懐かしや!ハル・ホルブロック)との交流が心に残る。老人との別れは胸が締め付けられるよう。
ショーン・ペン、なかなか骨太な映画を作りますね。
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