D・M・ディヴァイン『悪魔はすぐそこに』
本日の本
book-56 『悪魔はすぐそこに』 D・M・ディヴァイン著 創元推理文庫
STORY:ハードゲート大学の数学講師ピーターは、亡き父の友人だったハクストンから、横領の疑いをかけられ大学を解雇されそうだという相談を受ける。審問で、スキャンダルを暴露することをほのめかしたハクストンは自宅でガス中毒死。自殺か他殺か捜査が進む中次の事件が・・・
☆☆☆今は亡きディヴァインの40年以上前にかかれたミステリー。
初ディヴァインである。
話題になった『ウォリス家の殺人』を買って積ん読状態にあったのだが、先に出たこちらをまず読むことに。
クリスティが絶賛したというディヴァイン。
なかなかよくできたパズラーである。
ミスディレクションばっちり、伏線はりまくりで、もしやと思いかけていたのにしっかり作者の術中にはまってしまった。犯人、結構怪しかったのになー。
語りがうまいんですね。
誰が主人公なのか探偵役なのかがわかりにくいというのも一つのポイントで、これもめくらましに役だっている。
好みの作家出現!
ということで、引き続き読んでみたいと思う。
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