「消されたヘッドライン」
本日の映画
movie-9 「消されたヘッドライン」 State Of Play 2009年米英
DIR:ケヴィン・マクドナルド
CAST:ラッセル・クロウ、ベン・アフレック、レイチェル・マクアダムス、ヘレン・ミレン、ジェイソン・ベイトマン、ロビン・ライト・ペン、ジェフ・ダニエルズ
STORY:ワシントンDCでドラッグ中毒の少年が射殺される。一方国会議員コリンズのスタッフ、ソニアが地下鉄の駅で不可解な死を遂げる。何ら関係のない2つの事件が結びつき、やがて巨大な陰謀へと行き着く新聞記者のカル。カルも危険が迫るが・・・
☆☆☆イギリスのTVシリーズ「ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~」をリメイク。
一見関係ないように見えた事件が結びつく・・・
という展開はすぐに読めてしまうのだけれど、それからがめまぐるしくストーリーが進んでいって一気にみせる。なかなかの見応え。
海千山千の記者が、フレッシュな新人記者とともに、丹念な取材から(時には違法すれすれのこともしながら)核心に迫っていく様子がおもしろくて、早く先を見たいなという気にさせられる。
入り組んだ人間関係も見所。
意外なつながりをときほぐしていくところもまたおもしろい。
社会の暗い闇にするどいメスを入れ、どこまで巨大な陰謀を暴けるか・・・
果たして結末は?
とワクワクしつつ見ていたら、なんとまあ、結末は意外!
これはやられたなあ。
ラスト近く、カルの新聞社から事務所に戻る議員コリンズと、暗殺者が交互にうつる場面で緊張がマックスになったのだが、そういうことになろうとは・・・
スカっとはしない結末だったけれど、あくまで真実を報道するというカルの使命感には拍手。
骨太感は最後に損なわれた気もするが、ミステリーファンとしてはありの展開だった。
ただし、これは賛否両論ありそうだ。結局、闇の部分は残されたままだから。
R・クロウはいい味出してるのだが、あの体型は??役作りだと思いたい。
B・アフレックは、やっぱりねー、せっかく監督としてはいいなあと思ったばかりだけれど、俳優としてはワタクシ的にダメ。議員に見えないんだもん(笑)。
さすがなのはやはり、H・ミレンですね。何にでても貫禄がある。
見始めてすぐはまじめすぎておもしろくないかもと思ったが、意外によかったのでした。
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