【仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護展】
art-4 【仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護展】 東京国立博物館平成館
昨日、半日休暇をとって、国立博物館で開催されている平山郁夫展へ。
平成館の前に行くと、すごい人が!
こりゃ大変と思ったら、団体様なのだった。
というわけですんなり入れたものの、ちょうどその団体様も入場してきて、中はすごい混雑。いやはや見るのが大変・・・
第1部 文化財の保護と継承-仏教伝来の道
序章 平山郁夫 取材の軌跡
山梨の平山郁夫シルクロード美術館に所蔵されている、スケッチで取材の軌跡をたどろうという企画。
これがとてもよくて、スケッチ、もっと見てみたくなった。
それにしても、平山氏の取材の旅、広範囲かつ長期間にわたっていて、あの大きな作品の数々を生み出すのに入念な取材があったのだなと感心。
第1章 インド・パキスタン マトゥラー・ガンダーラ
ますは、インドの仏陀像や、装飾品など。
これらもすべて平山郁夫シルクロード美術館にあるもの。
第2章 アフガニスタン バーミヤン
バーミヤンの大石仏はタリバン政権によって破壊されてしまった。その後にかかれた平山氏の絵が2枚。
戦争のさなか、遺跡等から略奪された文化財を保護する運動を行った平山氏。
修理をほどこした壁画がたくさん展示されていたが、戦争の傷跡が生々しい。
このあたりの仏像、結構好みかも。
第3章 中国 西域
第4章 中国 敦煌
第5章 中国 西安・洛陽・大同
このあたりは、昔よくシルクロードの番組で見たなあと思いつつ鑑賞。
平山氏の作品4枚の中では、「雲崗石仏」が一番好きな画。
第6章 カンボジア アンコールワット
「アンコールワットの月」、青が鮮やかで目に飛び込んでくる画。浮かぶ月が神秘的だ。
仏像は、やっぱり東南アジアだと雰囲気が違う。
第2部 文化財保護活動の結実-「大唐西域壁画」
薬師寺に奉納された大唐西域壁画をすべて公開。これは見応え有り。
7枚の画は、朝から夜まで時間が推移。どれもダイナミック。
なんでも、取材旅行は100回をこえ、20年以上にわたって制作されたという(今回、下図もいくつか展示)。
どれもすばらしいのだけど、好みからいうと、「西方浄土 須弥山」と「ナーランダの月・インド」かな。青がいいのだ。
この全点展示を見るだけでも価値あり!です。
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