【南桂子生誕100年記念展】
art-5 【南桂子生誕100年記念展】 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
上野の国立博物館に行ったあと、水天宮に移動、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションへ。
先日朝日新聞に載っていてふと行ってみたくなったのだ。
浜口陽三のメゾチントは何度かまとめて見たことがあるが、奥さんの南桂子の版画はまとめては見たことがない。南さんの方はエッチングなんですね。
美術館自体はそれほど大きくはないけれど、雰囲気はよし。
生誕100年記念展ということで、銅版画の他、油彩、ドローイングなども。
どこかで見たことあるなと思ったら、梨木香歩さんの「ぐるりのこと」のカバー絵がそうだったんですね。
テーマは、鳥、樹、少女などなのだが、全体に漂うのは暖かさ。細かな線なのでとぎすまされた感じを与えるかと思いきや、ほんわかした雰囲気が漂う。色彩も淡く、なんか見ていてなごむというか。
谷川俊太郎、蜂飼耳、文月悠光という詩人の詩とのコラボもよかったですね。
ワタクシ、詩はほとんど読まないのだけれど、これはなかなかよい企画。詩にあうなあ。
VTRで、浜口氏のメゾチントの作成過程をやっていてとっても興味深かったのだけれど、時間切れで(仕事に行かねばならなかったので)、全部見られなかったのが残念。
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