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2011/03/02

【棟方志功 祈りと旅展】

art-7 【棟方志功 祈りと旅展】 静岡市美術館

1103021
昨年オープンしたばかりの静岡市美術館に行って参りました。
やっていたのは、開館記念展Ⅲの棟方志功展。

大原美術館でいくつか見たなという記憶はあるが、まとまった展覧会は久々。

第一部 祈り
志功もはじめは版画じゃなかたわけで、油彩が2点。フツーにうまいのだけれど、当初は版画のイメージはない。

ここでのみものは、なんといっても「二菩薩釈迦十大弟子」。それぞれが個性的でユーモラス。
そして、倉敷国際ホテルのために制作された「大世界の柵」は豪快。このホテル、何年か前に泊まって、確かに志功があるなと思ったのだけど、すっかり忘れてしまっていた。

第2部 津軽
上京して認められてからしばらくたって、志功は故郷の津軽へと思いが向かう。
次第にダイナミックにカラフルとなっていく志功。
ねぶたの倭絵など、カラフルでよろしい。

第3部 旅と文学
アメリカ旅行をした際の作品がまず目をひく。外国の風景を彫ってもあくまでも和である。
そして、安川電機の依頼であちこち旅をしてカレンダーを制作したということで、いろいろな風景が楽しい版画の数々。
こんな版画もたくさんあったんですね。
谷崎潤一郎の小説「鍵」の挿絵もよい。

第4部 文人画家の多彩な芸業
志功も版画だけではなかったんですね。
挿絵、書、油絵、陶磁器など、いろいろなジャンルに挑戦している。
雑誌ミセスの挿絵もいいし、夏目漱石の小説「行人」の挿絵もいい。

棟方志功版画美術館と記念館も是非行ってみたくなりました。

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