「悲しみは空の彼方に」
少し物が流通しはじめた気がします。
しかし、まだ牛乳とヨーグルトが手に入りません・・・
本日の映画
movie-13 「悲しみは空の彼方に」 Imitation Of Life 1959年米
DIR:ダグラス・サーク
CAST:ラナ・ターナー、サンドラ・ディー、ファニタ・ムーア、スーザン・コーナー、ジョン・ギャヴィン、トロイ・ドナヒュー、ダン・オハーリヒー、ロバート・アルダ
STORY:夫を亡くし娘を育てながら女優を目指すローラは、別れた白人との夫の間に生まれた娘をやはり一人で育てる黒人女性アニーと出会い、一緒に生活をはじめる。やがて女優として成功したローラだが、それぞれの親子に試練が・・・
☆☆☆先日、NHKBSでやっていたダグラス・サーク監督特集の中の1作品。見るのは2本目。サーク監督のハリウッドでの最後の作品で、1934年クローデット・コルベール主演「模倣の人生」のリメイク。
これまためちゃめちゃメロドラマである。
できすぎなくらい・・・
相当くさいのだけど、結構感動ものなのである。
二組の母娘の人生をたどるドラマで、一組は夫を亡くし、女手一つで娘を育てつつ女優をめざすローラ母娘の物語。
夢をあきらめず、とうとう舞台女優として開花し、一流の女優へとなったローラだが、忙しすぎて娘をあまりかまってやれない。ローラはずっと自分に想いを寄せる青年を、自分の野心のために二度にわたって遠ざけることになり、彼に淡い思いをいだくようになった娘の気持ちを踏みにじり、娘は去ってしまう。そこでようやくローラは自分の人生がなんだったのかとむなしい気持ちに襲われるのである。すでに遅かったのだが。
しかし、もっと悲しい物語はもう一組の母娘だ。
白人の夫との間に生まれた娘を育てるアニーは、ひょんなことからローラたちと一緒に暮らすことになるのだが、肌が白い娘は自分を偽り、白人としての人生を歩もうとする。
母親のことを隠しておきたい娘だが、要所要所で母親が姿を現し、隠そうとしていた事実が発覚してしまい、ついには家出してしまう。
そして、母親への愛に気づいた時はすでに・・・
二組のお話が交錯しつつストーリーは展開していき、ラストは、涙、涙であった。
ラナ・ターナーは後半はともかくとして、この役には少々年をとりすぎかなと思うもののお似合いの役。
けれど、印象に残るのはアニー役のファニタ・ムーアである。彼女が主人公といってもいいくらいだ。
ダグラス・サーク、なかなかいいな。
« 吉祥寺:肉いせや | トップページ | サッポロ シルクヱビス(リニューアル) »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「フローズン・リバー」(2024.11.06)
- 「屍人荘の殺人」(2024.10.07)
- 「127時間」(2024.09.07)
- 「パーフェクト・ゲッタウェイ」(2024.09.02)
- 「ゆるキャン△」(2024.08.28)
コメント