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2011/04/03

【ヴィジェ・ルブラン展】

art-8 【ヴィジェ・ルブラン展】 三菱一号館美術館

1104031
この展覧会、実は3月15日に行く予定にしていたんである。
ところが、11日の震災で延期せざるをえず(美術館自体も休館していたけれど)、ようやく数日前、半日休暇をとって行って参りました。
マリー・アントワネットお気に入りの肖像画家だったルブランの名の展覧会だが、副題に~華麗なる宮廷を描いた女性画家たち~とあるように、ルブラン他18世紀に活躍した女性画家たちを紹介するもの。

Ⅰ プロローグ
Ⅱ 貴婦人のたしなみ
当時の女性画家の地位は非常に低く、肖像画など一定の分野の絵しか描くことができなかったらしい。そんな中、次第に世に認められる女性画家がでてきたのが18世紀。
高貴な身分の女性もまた、たしなみとして絵筆をとることがあり、そんな作品の数々が。
趣味の域をこえて、後世に残る作品も生み出されていたのは素晴らしい。

Ⅲ フランス王妃、マリー・レクジンスカの「中国風居室」
ルイ15世の妃、マリー・レクジンスカは教養豊かな女性であったという。
絵も描き、中国を題材としたパネルを残している。
描かれた人物がヨーロッパ風だったりするのはご愛敬だが、エキゾチックでおもしろい。

Ⅳ 「女性の世紀」とその再評価
ここではフラゴナールの妻、マリー・アンヌの作品が。奥さんも画家だったんですね。知らなかった。夫の陰に隠れてしまっていたのが、最近評価されているらしい。

Ⅴ フランスにおける外国人、外国におけるフランス人
このパートで印象に残ったのは、マリー=アンヌ・コローの彫刻。この当時、彫刻画家はめずらしかったのではないだろうか。

Ⅵ 王立絵画彫刻アカデミーの女性画家たち
地方のアカデミーは女性画家を受け入れていたものの、王立アカデミーは狭き門。それでも徐々に門戸が開かれていった時代。
ここまで肖像画がほとんどだったが、ここにきて静物画が。
マダム・ヴィクトワールの「ぶどうの籠」や「雄鶏と白い雌鶏」が気に入った。特に後者はなかなかの迫力。

Ⅶ ラビーユ=ギアールとヴィジェ・ルブラン
ようやく主役ルブラン登場!
ルブランとライバルだったラビーユ=ギアール。
マリー・アントワネットのお気に入りで、王妃の後押しでアカデミー会員になったルブランと、歴史画など大作も残し、女性画家の教育にも熱心だったギアール。まったく異なる個性の2人である。
しかし、この展示では圧倒的にルブランの作品が多く、ギアールの作風は正直ちゃんとわかったとはいえず・・・
ルブランの絵は、淡く優しいタッチだが、写実性も高く、なかなか。柔らかな雰囲気がよい。

Ⅷ フランス革命とヴィジェ・ルブランの亡命
革命とともに、王妃の友人でもあったルブランは、徹底した王党派だったこともあり、亡命を余儀なくされる。イタリア、オーストリア、ロシアなど10年以上にわたりフランスに戻ることができなかったルブランだが、その間もその絵は評価されていたそう。
自画像が数枚あったが、とてもきれいな人だったんですね。
中でも白い帽子をかぶって娘の絵を描いている自画像がいいなあ。

Ⅸ 新しい時代
ルブラン以降の新しい画家たちを紹介して、展覧会は終了。

はじめて知った画家がほとんどいってもいいくらいだったこの展覧会だが、とてもいい企画だと思う。
是非!

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