「ミュンヘンへの夜行列車」
本日の映画
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movie-16 「ミュンヘンへの夜行列車」 Night Train To Munich 1940年英
DIR:キャロル・リード
CAST:レックス・ハリソン、ポール・ヘンリード、マーガレット・ロックウッド、ベイジル・ラドフォード、ノートン・ウェイン
STORY:チェコの科学者がイギリスに亡命するが、父の後を追った娘はナチスに逮捕される。知り合った青年の手助けで脱走、無事イギリスに渡るが・・・
☆☆☆☆C・リード監督の未公開スリラー。
キャロル・リード監督というと、「第三の男」、「邪魔者を殺せ」、「落ちた偶像」などはとってもよかったし、最後の作品、「フォロー・ミー」も好きな映画。
ということで、未公開映画もチェック。
93分という短い時間の中でテンポよく進んでいく、なかなかよくできたスリラーである。
まあ昔の映画だから、ゆるいところもあるけれど、ユーモアたっぷりでよろしい。
ストーリーが進むうち、列車の場面になるのだが、おやおや?まるでヒッチコックの「バルカン超特急」(ちなみにワタクシ、このリメイク「レディ・バニッシュ 暗号を歌う女」も大好き)みたい・・・
主演の一人が「バルカン超特急」の出ているマーガレット・ロックウッドだし、コメディリリーフの、のんきなイギリス紳士2人組のB・ラドフォードとN・ウェインも共通しているからなのだ。この2人組が意外な活躍もしておもしろい。
M・ロックウッドは「バルカン超特急」ほどは活躍しないはちょっと残念だが、R・ハリソンとP・ヘンリードは大活躍。二人とも若くてびっくりだけれど、なかなかに緊迫した演技合戦で、この二人の丁々発止のやりとりで映画を引っ張っていっている。
若いP・ヘンリードがなぜかレイフ・ファインズに見えて困ったけれど(笑)。
好きですねー、このタイプの映画。
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