雨宮塔子『金曜日のパリ』
本日の本
book-22 『金曜日のパリ』 雨宮塔子著 小学館
元TBSアナウンサーの雨宮塔子さんが、テレビ局を退職、一人パリに渡り、結婚、出産に至るまでのエッセイ。
雨宮さんというと、「チューボーですよ」のイメージが強くて、ボケキャラ(失礼!)でズッコケ・・・という感じなのだが、こうしたいと自分で決めたら一直線というまっすぐさに好感がもてる。
花形職業とも言える(元)女子アナの書いたエッセイというと、なんか鼻につきそうな気がするが全然そんなことはなくて、素直で、スパっとした文章がいい。意外に?剛胆な性格みたいだ。
とっても食いしん坊らしく、おいしいものを求めてあっちへ行き、こっちへ行き。その行動力にも感心。
そして、ご主人のパティスリー・サダハル・アオキの青木定治氏との出会いはこのエッセイの連載がきっかけだったらしいが、結婚を唐突に決断・・・
うらやましくなりそうな展開だけれど、パリでの苦労などもありのまま書かれていて、思ったより楽しめたエッセイ。
今年の夏は、久々にパリでのんびりしようと思っているので、こんな本を読んでみました。
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