雨宮塔子『それからのパリ』
本日の本
book-23 『それからのパリ』 雨宮塔子著 祥伝社
元TBSアナウンサー、雨宮塔子さんのパリエッセイ第2弾。
同じ出版社かと思ったら違っていた。しかも前作は雑誌の連載をまとめたものだったが、こちらは書きおろしが半分以上をしめる。
書きおろしというのもあるのか、前作と少々雰囲気が違う。
結婚し、母親になったということもあるかもしれないし、すでにパリ生活も8年目を迎え、すっかりパリに根をおろしつつあるということもあるかもしれない。
少々感傷的な文章になったり、少し気取った感じになっていたりと、前作のストレートが懐かしくもあるけれど、パリの人、生活に関する考察は深まっていて、なかなか興味深い。
観光に役立つかと言えば、あまり・・・なのだが、フランス社会についてはよくわかる一冊だった。
だんなさんがパティシエなのに、お菓子に対する許容範囲がとても狭いというのには笑えました。
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