【大雅・蕪村・玉堂と仙厓展】
art-24 【大雅・蕪村・玉堂と仙厓展】 出光美術館
江戸東京博物館に行った後、昼食をとって移動。出光美術館へ。
割引券をゲットしたというのもあるけれど、池大雅と仙厓に惹かれて・・・
第1章 笑いの古典-瓢箪ころころ、鯰くねくね
まるくすべすべした瓢箪(ひょうたん)で、ぬるぬるした鯰(なまず)をおさえとるには如何・・・
これをテーマとした池大雅がトップバッター。なんともユーモラスで期待が高まる。
仙厓の2作品もいい。
第2章 無邪気な咲(わら)い-大雅のおおらかさ
馬、馬、馬の「山邨千馬図」からスタート。ホントに千頭いるのかな?とても数えられないが(笑)、ついつい数えてしまいそう。
大作が多いが、その中でも「十二ヵ月離合山水図」(重要文化財)がおもしろい。12ヶ月が屏風に描かれているのだが、じっくり細かいところまで鑑賞しよう!細かいところにおもしろいものが描かれていたりするのだ。
確かに無邪気な感じ。
第3章 呵呵大笑(かかたいしょう)-幸せを招く笑い型
仙厓の作品、どれもいいですね。
来年のことを言うと鬼が笑うという絵は、鬼の大笑いで思わずこちらもハハハと笑ってしまいそう。
「百寿老画賛」も好き。百人の百歳のおじいさんたちが描かれているのだが、一人として同じではなく個性的。なんだかありがたや、ありがたやという気分に・・・
第4章 達観した笑い-玉堂の極み
個人的にはこのパートがいまいち・・・
浦上玉堂はもともとそれほど好みではないのだけど、笑いというテーマにはそぐわない気が・・・
あえて言うなら、描かれている人物がかわいいかなあ。
お酒と音楽を愛した玉堂の人生はいいなあと思うけど。
第5章 知的な嗤い-蕪村の余韻
与謝蕪村はまあ好きな(俳人)画家だけれど、これも笑いというテーマにはどうなんでしょう?
唯一おもしろいと思ったのは、「龍山楽帽図」。帽子が飛ぶ様がおもしろい。
第6章 笑わせてちくり-仙厓さんの茶目っ気
待ってました!仙厓。
昨年の仙厓展でも見た作品もあったけれど、何度見てもよい。
失敗作をも強引に作品にしてしまう仙厓。これこそ茶目っ気!
そして、笑わせてその後に教訓を垂れる作品も仙厓ならでは。
もっともっと仙厓の作品を見てみたいなあ。
帰りに交通会館のゆめぷらざ滋賀により、ひこにゃんのストラップを購入。かわいい~
早速携帯につけました。
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