「ハバナの男」
本日の映画
movie-39 「ハバナの男」 Our Man In Havana 1960年英
DIR:キャロル・リード
CAST:アレック・ギネス、パール・アイヴス、モーリン・オハラ、ノエル・カワード、ラルフ・リチャードソン、レイチェル・ロバーツ
STORY:キューバのハバナで真空掃除機の代理店を営むイギリス人のジェームズ。報酬につられて英国諜報機関に協力することを約束したものの、どうしたらいいかわからない。困ったジェームズはでっちあげた情報を送るが、諜報機関は本物の情報と勘違いして・・・
☆☆☆グレアム・グリーン原作。
グレアム・グリーン原作で、監督がキャロル・リードとくれば、大まじめなスパイサスペンスかと思ったのだが・・・
全然そうじゃなかった。
終盤にかけてサスペンスが盛り上がるものの、基本はのんびりと進行していく。
スパイといっても、素人俄スパイの主人公。
気乗りはしないものの、娘のためにお金が必要とあって、仕方なくスパイになることに。
ところが、情報提供をせっつかれ、やむなく、周囲の人を手当たり次第記載した協力者名簿を提出したり、掃除機の図面を秘密の軍事施設の図面として送ってしまう。
なんとも人を食った話だが、イギリス諜報部は本物と信じてしまうという皮肉。
ここがおもしろいポイントなのだが、真面目なんだか、不真面目なんだか見始めの頃はよくわからなくて(コメディとして見ればいいのかどうか)、ちょっととまどう。
まあでも、出ているのが飄々としたA・ギネスだから、こういう皮肉なユーモアを楽しめばいいのだなとわかってくる。
キャストも渋めでよろしい。A・ギネスをはじめとして、M・オハラ、N・カワード、R・リチャードソン、R・ロバーツ(若い!)。通好みというか。
もうちょっとペースよく進む映画だともっとよかったかなあ。
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