「恋する宇宙」
本日の映画
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movie-49 「恋する宇宙」 Adam 2009年米
DIR:マックス・メイヤー
CAST:ヒュー・ダンシー、ローズ・バーン、ピーター・ギャラガー、エイミー・アーヴィング
STORY:アスペルガー症候群を患うアダムは人付き合いが大の苦手。彼のアパートの上階に童話作家志望の女性ベスが引っ越してくる。やがて2人は恋人同士となり、ようやく仕事が決まったアダムは一緒に行こうと頼むが・・・
☆☆☆日本未公開のラブストーリー。
サンダンス映画祭で話題になったらしいのだが、日本では未公開。出演者が地味だから?
ワタクシ的には、最近ファンになりつつあるヒュー・ダンシーが出ているということで見てみようという気に。
まったく予備知識なしで見たのだが、なかなかいいですね。
決してハッピー、ハッピーな映画ではないから、そういう恋愛映画を期待しているとがっかりするかもしれないが、人間ドラマとしてはよく出来ている。
主人公アダムは、自分の興味のあることは何時間やっても飽きないが、一方他人がそのことに興味がなくても延々としゃべり続けたりして、相手を辟易させてしまったり、他人が何を考えているのか理解できず、相手の目には無神経とうつったりする。
そんなアダムに対し、失恋したばかりのベスは当惑するが、次第にその優しさにふれて恋に落ちていく。
アダムは会社を解雇されてしまうが、なかなか次の就職を決めることができず、他方、ベスの父親が告訴され、ベスはそのことに苦しみ、家庭も崩壊しそうになる。
こういったドラマが淡々と綴られ、結末は苦いものとなるけれど、お互いにとってはこの結末でよかったのかなと。
アダムはベスとの関わりによって成長し、ベスはアダムとの関わりによって立ち直る。
すがすがしさも感じられるラストであった。
ローズ・バーンも役にあっているけれど、H・ダンシーうまいですね。
そして、久々のE・アーヴィング懐かしかった・・・
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