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2011/11/15

ケイト・キングスバリー『首なし騎士と五月祭』

本日の本
首なし騎士と五月祭 (創元推理文庫)
book-51 『首なし騎士と五月祭』 ケイト・キングスバリー著 創元推理文庫

STORY:ペニーフット・ホテルの常連客、フォーテスキュー大佐がパブから帰る途中、首なし騎士に遭遇し女性の死体を見たという。常に酔っぱらっている大佐の話を信じる者はいなかったが、翌日、宿泊客から妻が行方不明になったと言われたホテルの女主人セシリーは捜査に乗り出す。

☆☆☆ペニーフット・ホテルシリーズ第4弾。

このシリーズ、つかみはすごく魅力的なんである。
今回も、なんと首のない騎士に柱にくくりつけられた死体、という奇っ怪な事件が勃発。またまたセシリーがしゃしゃり出る。

でも、今回は特になのだが、あ、この人、犯人ねっていう人がやっぱり犯人だったという(苦笑)。次作はもうちょっと伏線を張ってほしいな。

しかしながら、これまで通り、ホテルの面々のエピソードがおもしろいのでミステリとしてどうかという問題はほっておいて楽しめるのだ。

今回一番の衝撃だったのが、前作で結婚したメイドのガーティに降りかかった災難。
えー、こんな展開?
ある意味、本筋の殺人事件より衝撃的だった。
こうなると、次作では誰の身に何が起きるか、油断できない・・・

セシリーと、支配人バクスターの距離は少ししか縮まっていないものの、ロマンスは確実に発展しているようで、これまた次作以降が楽しみ。

早く、次が出ないかな?

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