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2011/11/08

ケイト・キングスバリー『マクダフ医師のまちがった葬式』

本日の本
マクダフ医師のまちがった葬式  (ペニーフット・ホテル) (創元推理文庫)
book-50 『マクダフ医師のまちがった葬式』 ケイト・キングスバリー著 創元推理文庫

STORY:ペニーフット・ホテルでは、メイドのガーティの結婚式を控えて大忙し。そんな中、女主人が昔からかかっていた医師マグダフが死亡。ところが、棺の中には医師ではなく見知らぬ若い男の遺体が。棺のそばに門外不出のはずのホテルの献立表があったことから、セシリーは捜査に乗り出すが。
☆☆☆ペニーフット・ホテルシリーズ第3弾。

まだまだ登場しそうだった、マグダフ医師が亡くなってしまい、しかも遺体がすり替えられているというショッキングな幕開け。
またまた、ホテルの女主人セシリーは支配人バクスターの制止を振り切ってしゃしゃり出る・・・

遺体のすり替えという、おもしろくなりそうな予感があったものの、残念ながらその設定を生かし切れてないんですね。やっぱりミステリ的には弱いんだなあ。

でも、だからといってもおもしろくないというわけではなくて、おなじみの登場人物の物語としては十分楽しめる。
今回は、お騒がせのメイドのガーティがとうとう結婚することになるのだが、これがまた一騒動。今回もやってくれる。

しかも新しい展開として、バクスターの恋敵?とでもいうべき、新任の医師プレストウィックが登場する。嫉妬するバクスターがかわいらしい。

今後の展開が気になるなあ。

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